約 391,251 件
https://w.atwiki.jp/ff14lore/pages/86.html
エオルゼアの歴史えおるぜあのれきし エオルゼアは、衰亡の時代「霊災」と、繁栄の時代「星暦」を交互に繰り返してきた。 旧FF14時点での現代は「第六星暦1572年」とされていた。 新生FF14スタート時点での現代は、5年後の「第七霊災5年」。 2.0メインクエストのエンディングで、「第七星暦元年」が宣言される。 霊災と星暦 第一霊災 風属性の災害。神々の時代が終焉したと伝えられている 第一星暦 詳細不明 第二霊災 雷属性の災害 第二星暦 詳細不明 第三霊災 火属性の災害 第三星暦 古代アラグ帝国が栄えた時代。魔科学が発達した 第四霊災 土属性の災害 第四星暦 詳細不明 第五霊災 氷属性の災害。大氷雪時代と呼ばれ、ミコッテ族が凍った海を渡り、エオルゼアへ移住してきた 第五星暦 魔法文明が花開いた時代。ニームやアムダプールが栄えたが、魔大戦という戦乱が巻き起こった 第六霊災 水属性の災害。魔法の乱用を原因とするエーテル枯渇により、エオルゼア全土を巻き込む大洪水が発生した 第六星暦 旧FF14の時代 第七霊災 天極性の災害? メテオ計劃により月の衛星「ダラガブ」が落下し、蛮神「バハムート」の炎で焼かれた 第七星暦 アルテマウェポンの撃破をもって、三都市首領によって宣言された新しい時代 第六星暦の歴史 エオルゼア復興期 都市国家勃興期 都市国家戦乱期 都市国家成熟期 帝国台頭期 第七霊災
https://w.atwiki.jp/tatuvb/pages/59.html
ゼロ軍の歴史 これまでに起こったゼロ軍の歴史をここに記します。 隊員名について 過去の隊員名はほとんど記しておりません。 注意 他ギルドの名称と似ているギルドが現在存在していますが一切関係はありません。 巨大勢力誕生、そして勢力拡大 卍零軍卍とは、元々「ゼロ軍 隊長」の「ほのお」と言う方が作り上げたギルド でした。 その頃はまだ、ギルド機能もなく、ディメンションが4つもなかった時代です。 まだC21の世界はルーキー(初心者)であふれており、最も高い階級が軍曹 でした・・・。その時代に『マニモ群』や『ジオン軍』そして『オーブ軍』 という、今では考えられないような大きなギルドが結成され初めていました。 『ゼロ軍』もその大きなギルドのひとつです。 『ゼロ軍』と最も良い関係を持っていたのは『オーブ軍』でした。 二つのギルドは同盟を結び、共に助け合い、時には目の前に立ちはだかる 大きな障害を共に乗り越えていました。 敵対と消滅 『オーブ軍』は、隊員の数が非常に多く、周りの小さなパーティーや集団とも良い関係を持ち、どんどん勢力を拡大しておりました。 一方『ゼロ軍は』、「一人一人」が高い戦闘能力を持ち、また、とても 礼儀のあるギルドでした。ゼロ軍の中で最も「影が薄く」、もっとも「活躍」 したのは通称『ゼロ軍 潜入隊員』(スパイ)でした。 彼らは、日々。小さな問題から大きな障害までをギルド員に知らせ、 前々から備えておける様にしました。 ある時、『オーブ軍』の話から『ジオン軍』が『オーブ軍』を敵対視している との情報がはいりました。無論、『ゼロ軍』も『オーブ軍』に協力をしました。 すると、今度は『マニモ群』の隊員と『ゼロ軍』の隊員とでもめ事が起き、 こちらも敵対してしまいました。 そして、いつしか『オーブ軍』は消滅し、いつの間にか『ジオン軍』までもが 消滅してしまいました。 残った『マニモ群』は、そのうち姿をみなくなり、噂で残党を見た。 という情報しかなくなってしまいました。 生き抜いた一つのギルド ほのおさんは、そのギルドの消滅と共に姿を表さなくなりました。 しかし、『ゼロ軍 隊長』にかわり、『ゼロ軍 副隊長』であった ST−1が『ゼロ軍』を率いて、現在のゼロ軍まで長く持ちこたえてきました。 それから「隊員は少しずつ入れ替わり(抜けたり入ったり)を繰り返しながら」 ようやく、安定したギルドに戻る事ができたのでした。 それが『現在』の【卍零軍卍】なのです。 ゼロの四神隊 現在の隊員の中で、最も先に入隊したのは【tatuvb】さんです。 そして【ましゅう】さん。【まっかる大佐】さんが入隊し、この三人が、 かつて四神と言われた【青龍隊】【白虎隊】【朱雀隊】【玄武隊】の隊長の 中の三人です。 朱雀隊の隊長である【ダイナソーベルせクス】さんは、残念ながら C21を引退してしまいました。 8月28日 現在 シャアzはゼロ軍を抜け、最強のゼロファイターを求め、去って行った。 ゼロ軍は、時代に連れて『ゼロ軍→ゼロ軍本部→零軍→卍零軍卍』と 名称が変わっていきました。 現在の隊員の名前をここに記します。 【ST−1】【tatuvb】【ましゅう】【まっかる大佐】【LUIGE】【ウイルスロボ】【KO2】【DORAGUNOV】【ソルトレイクマシン】【RX7FCGTX】【シャアZ】【8ユクシー】【皇帝1】 そして未来を切り開く歴史 あれから数年、消滅したと思われていたオーブ軍が復活しました。 しかし、マニモ郡やジオン軍。ゼロ部隊 なども復活したようです。 我々はオーブ軍と力を合わせ、この先も困難を潜り抜けていくでしょう。 ゼロ軍VSゼロ部隊 マニモ郡 オーブ軍VSザフト軍 ジオン軍 その他 ネオジオンや地球連合軍など これら全ての障害物を退ける為には、大きな争いが起きるでしょう。 無論、我々は争いを好む軍ではありませんが、相手が相手。 この大いなる戦いは避けることが出来ないでしょう。 第一次大戦 ゼロ軍とオーブ軍が協力し、これを沈める事に成功しました。 新参者 「闇炎」がゼロ軍に加わりました。 現在仮入隊という位置付けとなっております。 今後の活躍に期待します。 滅び行く勢力、そして、再び生き残った原点 そして未来を切り開く歴史から数年、ADは解散、オーブ軍も滅びました。 オーブ軍が滅び行く中、その軍の総司令官から、ゼロ軍に対する攻撃が多々 ありましたが、これを無事乗り越え、新たなメンバーを抱え、原点である 零軍は、再び生き延びたのでした。 著:??? コピー:ましゅう テスト -- テストコメントロボ (2008-07-17 17 56 17) 編集して大見出しを作りました -- 歴史を記した??? (2008-07-17 17 57 54) 編集しました。 -- 歴史を記した??? (2008-07-19 01 05 09) 歴史さん、ありが㌧クスです^^ -- 元文コピー者 (2008-07-24 21 18 44) STさんから聞いてはいましたがゼロ軍の歴史は長いのですね~ -- C (2008-07-25 20 11 37) ですね -- 歴史を記した??? (2008-07-25 20 44 12) 確かオーブが47人程度マニモ軍が30程度ジオン軍が40人程度だった気がします -- tatuvb又の名をtatuyt (2008-07-25 22 12 27) すみれ.すみれZ.◎すみれ◎.SOS団.地雷方ペットロボット全てミーの垢でざんす -- 司令官私を忘れてないのか (2008-07-25 22 14 05) オーブ軍とゼロ軍が同盟を結んでいたときは全部で60人~90人ほどいました。 -- ST-1 (2008-07-27 15 50 54) ↑↑すみません、tatuvbさんのサブは分かるのですが、「司令官私を忘れてないのか」とは?? -- ST-1 (2008-07-27 17 09 16) 私が前オーブ軍議長であります(ノ・ω・)。オーブは活動を続けていますが、ジオン軍襲撃にあい基地の大半が消滅しベネブに追いやられてます。今では敵対しているのがザフト軍、地球連邦軍、地球連合軍、ネオジオン、ジオン軍残党と敵対をしております只今のオーブはベネブゲートを使いルキさんたちを育て新兵にしています、我がオーブ軍はダスド侵攻作戦ならびにポルド基地奪還作戦を準備中です。激しい戦闘にあると思われます、零軍の皆様にもご協力をお願い申し上げます。 長文失礼しました。(現代表は私のいとこです。 -- アスラン・ザラ少尉 (2008-10-02 18 03 16) ポイーン奪還完了。 -- ST-1 (2008-10-05 00 50 00) このたび,オーブ軍と同盟した工作部隊のザクろうと言います。以前、基地であったゲルニアが、何者かに破壊され、基地がない状態で、一度は解散したのです。(爆)ですが、復活したのです。 -- ザクろう (2008-10-05 12 23 15) 第一次大戦の歴史も載せといてぇ~!(ノ・ω・) -- アスラン・ザラ少尉 (2008-10-24 01 01 16) これを使わせてもらいます~ -- アスラン (2008-10-26 03 34 03) 了解 -- ST−1 (2008-10-28 20 41 46) 疲れた・・・ww -- ST−1 (2008-10-28 21 06 20) あ・・大丈夫土地は権利書あるから・・・ -- たつ (2008-11-02 06 43 30) ほのおさんは消滅してるのかなぁ -- たつ (2008-11-03 18 08 58) わかりません•••••。 -- ST-1 (2008-11-05 15 36 45) 「零軍デゴ支部」は零軍本部に帰還、本部よりデゴを見守る体制。又、第1次大戦の際の緊急食(リペア等)は我の「デゴ支部」が届ける。でいいかな?( デゴ基地の状態はいまだ不明。だが、「この基地は~~~~」とか何とか言ってるやつ(ちなみにゼロ小隊)がいたが、はったりっぽい。ホントに基地を奪われるのか? -- ましゅう (2008-11-06 16 58 47) プロローグみたいになってきたな・・・さて、仕事仕事 -- ましゅう (2008-11-06 17 00 39) 卍零軍卍にこんな歴史があったとは・・・ 感動です! -- LUIJI (2008-11-07 20 01 01) 最後のほうの歴史を書いたのは私ではありませんが・・・? -- ST-1 (2008-11-12 19 03 54) 無許可で書いてしまった、許可なしで書いてしまったから切腹します -- オーブ軍上官 (2008-11-16 15 10 32) 長い歴史ですぬ(´ー`A;) -- 轟骨 (2008-11-20 19 05 21) そんな歴史があったんですね\(^o^)/ -- カズキzx (2008-12-14 14 54 42) そういえば、最初は4人でPT組んでただけだったんだよな -- ましゅう (2009-04-06 12 28 21) だねぇ あの時は俺も無課金だったからな -- たつ (2009-07-04 11 37 53) えーとこの場を借りてですがみなさんに言いたいことが一つあります私たつは2010年までにゼロ軍に復帰己を鍛えることを誓います。応援してくれる人はぜひ応援してください -- たつ (2009-07-04 11 41 33) そのときはまたお手合わせ願おう -- ましゅう (2009-07-07 18 41 34) おーぶ軍大丈夫かなー? -- カズキzx (2009-07-28 09 33 26) 手合わせかぁまあレベルさがってるかもしれないけどいいよ~ -- たつ (2009-08-15 16 24 11) ↑↑オーブは死んだんですよねー -- ましゅう (2009-08-15 23 20 32) 全機能停止状態? -- たつ (2009-08-16 14 11 46) というよりGNドライヴが「アレ」だったときにね -- ましゅう (2009-08-16 14 45 22) トラン●ム? -- たつ (2009-08-16 16 13 40) ましゅうさんの言い方少し気に入りませんね、アレとはなんですか?喧嘩を売ってるのですか? -- アスラン・ザラ少尉 (2009-09-26 02 08 21) え 自分が引き起こした問題じゃなかったっけ?ああ違いましたかそうですか -- ましゅう (2009-09-28 21 32 05) ましゅうさんその言い方問題にしますよ?いい加減にしてください -- アスラン・ザラ少尉 (2009-09-30 16 40 56) 落☆ち☆着☆い☆て -- カズキzx (2009-10-05 15 09 02) これからも歴史を刻み続けましょう -- ST−1 (2009-11-23 22 21 58) 闇炎について記入したのは本人と見た!どーでもいいけどね・・・ -- じじゅんぺい (2010-01-12 20 49 22) え・・・だれがやったんだ?おれ知らないぞ?ww -- 闇炎 (2010-01-12 23 28 36) 私ですよ? -- STー1 (2010-02-07 00 26 55) 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/monosepia/pages/11184.html
歴史 / マッドフラッド ■ 失われた歴史の続き blanklink プラグインエラー URLかページ名を入力してください。 .
https://w.atwiki.jp/gulf/pages/12.html
Gulf語の歴史 Gulf語が最初に作られたのはZpDIC Onlineである ほぼ同時にトゥライブ氏の運営する歴史学サーバー”歴史学探求会Season2”でも発表された 最初に作成された単語は「Gulf」、言語という意味である 歴史学探求会Season2での言語制作が進んでいたが、同年6月にGulf語作成のためのdiscordサーバー”グルフ語作成委員会”が設立される
https://w.atwiki.jp/yamabikokai/pages/59.html
突然の訃報に驚いています。山田先生、これまで温かく見守っていただき、アドバイスをたくさん下さり、おかげで前任校の3年間は私にとってとても充実することが出来ました。山田先生のことばを今後も胸に、教員として努力していきたいと思います。これまで有り難うございました。 -- 佐藤健二 (2008-07-28 22 05 19) 山田先生との出会いは25年ほど前です。私の教員生活は山田先生・やまびこ会と共にあったといってもよいです。山田先生の優しさ、気配りにたくさんのことを教えて頂きました。ありがとうございました。 -- 中野敏治 (2008-07-28 22 12 20) 山田先生長い間お疲れさまでした。これまで先生が歩まれてきた道に点された灯火は、多くの方々のお心にいつまでも希望の道しるべとして輝き続けることと思います。たくさんの方々とのご縁と温かさをありがとうございました。これからも、先生の優しい励ましを支えに生きていきたいと思います。身近で山田先生を見守られてこられた方々にも、深く感謝申し上げます。 -- 宮脇 欣子 (2008-07-29 08 28 36) 山田先生、今まで本当にありがとうございました。山田先生のお人柄に惹かれ…子ども達への情熱に憧れ、たくさんの人がやまびこ会に集まってきて…たくさんの方が、山田先生を心の支えとして、また自分の目標として頑張ってこられたことと思います。これからも、山田先生が心の支えであることは変わりません。迷った時は「山田先生ならどうされるのだろうか?」と自分に問いかけながら、子ども達の幸せのために少しずつでも前進できたら…と思っています。本当にお疲れ様でした。ご家族のみなさま、ありがとうございました。 -- 比田井美恵 (2008-07-29 09 03 50) 退職後父母と教師の交流誌「今が青春」の発行とともにご乗船を頂いて13年、公私共にお世話になりました。 -- 渡部英隆 (2008-07-29 09 46 17) 今はただただご冥福をお祈りするのみです。ありがとうございまいた。 -- 渡部英隆 (2008-07-29 09 48 19) 山田先生にいつも励まされていました。本当にありがとうございました。ご冥福をお祈りいたします。 -- 静間慎一 (2008-07-29 12 08 06) 聖ヶ丘病院にご入院中、毎日美しい色つきイラスト入りの葉書通信を楽しみにしていました。 -- 吉田とし子 (2008-07-29 12 39 23) 山田先生は故郷鯛島の彼方に昇る太陽に向けて旅立たれました。そしてあの太陽の暁の下に再び甦られることでしょう。 -- 本吉光男 (2008-07-29 13 09 22) 山田先生、実際にお会いできなかったこと、残念です。しかし、山田先生からいただいたものは、多くございます。人生や教育についての考え方。常に前向きで、温かい思い。忘れません。また、山田先生を通して、多くの皆さんと出会わせていただきました。山田先生を忘れず、一歩一歩あゆんでまいります。山田先生、ありがとうございました。 -- 西村 徹 (2008-07-29 16 31 02) 先生のご冥福をお祈りします。先生に出会えた事に心から感謝しています。 -- 下里亘 (2008-07-29 17 11 19) 山田先生のご冥福をお祈り申し上げます。通信をずっと出し続けてこられたのも、山田先生、並びにやまびこ会の皆様のおかげです。ありがとうございました。 -- 野口健一 (2008-07-29 20 22 40) 山田先生のご冥福を心よりお祈りいたします。直接お会いしていただいたアドバイスと「やまびこ」はいつまでも私の宝物です。「中原さんなあ、こんなことをしてみたらどうかなあ」という優しい声が今でも聞こえてきそうです。山田先生の思いを少しずつでも受け継いで頑張っていきたいと思っています。子どもと教育を本当に愛されていた山田先生、ゆっくりお休みください。 -- 中原 衛 (2008-07-29 20 31 41) 先生の訃報にただただ驚くばかりです。自分が中学校教員として現在あるのも、また学級通信を出し続けているのも、子供の良いところを見るという視点を持てたのも、親との関わりの重要性を認識できたのも、山田先生のおかげです。月刊「やまびこ」の10.20周年記念誌、大切にしていきます。本当にありがとうございました。山田先生、ゆっくりお休み下さい。 -- 熊本丈力 (2008-07-29 21 17 47) 今、HPを開き山田先生の訃報を知りました。本当にお疲れさまでした。そして本当にありがとうございました。ご冥福を心よりお祈りいたします。とうとうこの日が来てしまったのですね。先生のご病状については、HPでのお葉書を通じて病魔の侵攻と、その病魔と対峙しながらも最後の最後まで先生らしい発信を続けられる姿に、いつも驚きとすごさを感じていました。先生にお出会いし、多くのことを学び、多くの仲間に出会えたこと感謝しています。ありがとうございました。 -- 本間 正泰 (2008-07-30 22 40 44) 単身赴任先から帰ってきた昨夜訃報に接しました。まったく突然のことでしたから、大変驚きました。入院されても精力的に葉書で思いを伝えておられただけに、いつまでも私たちを教え導き続けられるのではないかと願っておりましたが、やはり病気には勝てなかったのですね。遠く山口からはお見舞いも叶いませんでした。ご冥福を心からお祈りいたします。暑い8月になると、全国交流会のことを昨日のことのように思い出します。いろいろなことを山田先生には教えていただきました。まだまだ教えていただきたいことばかりですが、先生が残されたものをこれからは拠り所として教員生活を歩んでいきたいと思います。「やまびこ会」の皆さんと共に山田先生の遺志をついでいきたいと思います。山田先生、本当にありがとうございました。ゆっくりお休みください。そしていつまでも私たちのことを見守ってください。 -- 金子 (2008-08-02 19 40 21) 我が家のパソコンが故障していて、ようやく治り、今、ホームページを見て、先生の訃報に接しました。 -- 谷口 容子 (2008-08-03 20 37 32) 続きです。 先生のおかげで、我が子の障がいも受け入れることが出来るようになり、最後の一年間、執筆させていただくことができました。そのおかげで、講演会もして、発達障害についての理解者を増やしていくことをする勇気を持つことが出来ました。一度だけ先生の故郷の古座で会えたこと、病院から先生が電話をかけてくださって、先生とお話ができたこと私の宝物です。11日には、小中学生のこ相手にワークショップをして、7日から26日まで、兄妹展をします。その中で、講演会とワークショップをします。山田先生、本当に本当にありがとうございました。先生が、風になって、見守っていてくださると思って頑張りますね。ゆっくりお休みください。 -- 谷口 容子 (2008-08-03 20 48 21) 成瀬台中学1982年卒業生です。山田先生は中学1年と3年時の担任をして頂きました。先月ホームページに訃報が出て、すぐご逝去を知りましたが、なかなか正面から先生の死と向き合うことができませんでした。 -- 福原麻希 (2008-08-07 08 47 41) 続きです。亡くなる前の6ヶ月、病床の先生をお見舞いし、私が 学んだことは▽最期まで自分の生をつくり、生き抜くこと、▽友達は大切にしなさいということ、▽人には感謝しなさいということ、▽人にはだれでもいいところがある。それを見つけたら、声に出して相手に伝えましょうということ でした。先生は私にも、「あなたには、こういういいところがあるんだよ」と通信を通して、さらに、私が30代になっても40代になっても、昔を思い出しながらお話してくださいました。人は自分のよさを知ることで、自信を持って生きていけると思います。これからも、マスメディアで働く者として、この4点を読み手に感じてもらえるような記事を書いていきたいと思います。最期に「生と死の教育」をしてくださって、本当にありがとうございました。 -- 福原麻希 (2008-08-07 08 55 56) ずいぶん長い間、ご無沙汰しておりました。先ほど、HPを開いて先生がお亡くなりになったことを知りました。本当に長い間、お世話になりました。せっかく何度も機会を与えていただいたのに、しっかりと答えることのなく、きてしまいました。今、先生の死を前にして、本当に申し訳なく思います。長い間、本当にお疲れさまでした。これからは、ゆっくり、休めながら私たちの活動を見守ってください。 -- 鈴木 久 (2008-08-09 21 06 43) 昭和42年町田市立第二3年の担任に山田暁生先生にお世話になりました。 -- 加藤 みずえ (2008-08-31 18 08 40) 先生がやまびこのガリを制作し毎日下校時に生徒にやまびこを配る習慣は生徒に何かを伝えることの愛情だったと思います。私は1日もクラスメートであった杉本美佐子さんが出席せず卒業式に遺影をお母さんから預かり名前を呼んだ先生の声が響いています。その先生が癌と聞き残念でなりませんでした。しかし私は教育熱心な優しい山田先生の教育の成果あって美佐子さんの亡くなった大学病院で現在働いています。先生のその当時出版された親子通信の先生と共に見つめていきたいと母とのやまびこ通信の出来事を掲載された恥ずかしながら本人ですが、先生の教え子が何かの縁でその時を忘れない現場で芽吹きましたよ!!どうか先生!!先生からのやまびこをしかと響かせ歩んでいきますから・・・安らかにゆっくり休んで下さい。先生の教え子だったことに深く感謝して・・・。ご家族の方の健康を祈りながら・・・。書き込み前後しまして申し訳ありません。 -- 加藤 みずえ (2008-08-31 18 27 23) 加藤みずえ様のコメントを目にし、教師の仕事の尊さを思います。山田先生は、本当にいい先生だったのですね。昭和42年と言えば、私はまだ小学校の2年生でした。こうしてやまびこ会があるからこそ、いろいろな人とつながるのですね。山田先生の教えたことは、その学級にいても、会にいても同じことだと思います。接する時間の長かった人には、いろいろなことを教えていただいた分、良かったですねと言いたいです。自然体の美しさ、強さを思いつつ先生のことをさらに敬服いたします。 -- 新井国彦 (2008-08-31 18 56 41) 加藤みすえ様のコメントに感動しました。感動が私の心の中である決心に変わりました。ありがとうございます。 -- 中野敏治 (2008-08-31 22 23 44) 本日50歳の誕生日を迎えました。数日前から読んでいた『この一言で子どもが伸びた』を通して山田先生の生きる姿勢に感動し、こうしてやまびこ会をお訪ねしました。山田先生の志の継承者が沢山いらして、こちらでもまたまた、感動を頂きました。皆様ありがとうございます。中学校の恩師宛てにハガキを出しました。もろもろのチャンスを下さった中野敏治先生に、心から感謝申し上げます。最後になりましたが、山田先生、ご卒業おめでとうございました。 -- 藤本歌織 (2008-10-18 22 35 16) YPC21号の自由テーマの中で、山田先生のご逝去について書かせてもらいました。かえすがえす -- 金子悦郎 (2008-10-27 18 01 12) (続きです)残念ですが、思いのほどを書かせていただきました。ぜひご一読ください。YPCの読者が増えるといいですね。 -- 金子 悦郎 (2008-10-27 18 04 11) <忘れられない山田先生からのメール>2008年2月18日 昨日は1日さいてきていただき、ありがとうございました。実り多き1日となりました。思えば、教え子たちとのおしゃべりを含めて1日8時間ぶっ続けにしゃべったことになり、身体はクタクタになっていたようです。夕食から食欲ががた落ちになり、体調もまた低空飛行し始めて、今に至っています。自己コントロール出来なくてだめですね。昨日、中野さんがヒントをくれた「教育職人・山田暁生の為業」の中身がはっきりしてきました。今朝からそれをメモ風に書き出してみているのですが、写真も豊富に入れると、本2冊分の内容が浮かんできました。富士山を撮影している教え子が写真を撮ってくれることになり、退院後の仕事になりそうです。(*「教育職人・山田暁生の為業」の本は見ることができませんでした。) -- 中野 (2008-11-25 21 35 21) <忘れられない山田先生からのメール>2008年2月18日 ここ掘れワンワンと実践体験を思い起こしましたら、本に盛り込みたいものが2冊ぶんほど今日1日で掘り出せました。 -- 中野 (2008-11-30 21 45 31)
https://w.atwiki.jp/fwal/pages/66.html
歴史 -年表- ~AT2:メタ・ファルス~ このコンテンツは、書籍によって異なるゲーム開始時以前の世界設定を、 統合表示し補完する事を目的としたものです。 分類は掲載書籍を指し、同一の記述がある場合は略号で併記しています。 ※凡例 VB(V) オフィシャルビジュアルブック(ゲーム初回特典) 年(A.D.) 分類 事象 第一紀以前 3007 VB 人口過多により、理想体制の行政が崩れ始める 3016 VB メタ・ファルスとエル・エレミアの邂逅 3021 VB メタ・ファルスとエル・エレミア共同開発「プロジェクト・メタファリカ」始動 3026 VB ソル・マルタ設計図完成 第二塔、第三塔計画着手 3032 VB レーヴァテイル2号体”フレリア”誕生 そのままメタ・ファルスへ 3034 VB 12賢人の一人クリジャバの息子エンジャとフレリアとの出逢い 3038 VB フレリア、ソル・マルタへ 当時11歳相当 ソル・マルタ天高く浮上 3039 VB 天界妖精の舞が始まり、世界中で話題になる VB インフェルピラ創世紀 3040 VB グラスノインフェリア 人々は塔を登って避難してくる 3048 VB 初の第三世代誕生 3053 VB Dセロファンの効果判明 フレリアとの擬似再会 3057 VB ジャザを中心とする生活共同体「パスタリア」の結成 3058 VB グライダーが見つかる 飛行試験の後、近隣飛行を開始 3059 VB クレアリス雲島群を発見する 資材としての鉱石を手に入れる 3064 VB 次々に第三世代死亡 レーヴァテイルとの間に子供を産むなという空気が蔓延 3067 VB ニーズ、メタファルスを発見し到着 3075 VB インフェル・ピラ構想がパスタリアで生まれる 3080 VB 新約メタファリカ理論完成 犠牲を伴う為ジャザ悩むが公表せず 3090 VB 旧エレミア支配層を掃討 生き残った人がリムへ逃れる 3092 VB パスタリアに完全な秩序を持つ法を創る 3097 VB 塔内部を伝う巨大な揚水ポンプが何本も建設される 3102 VB ネオエレミアへの使節団が遠征に向かう 3103 VB 使節団、途中自然災害により帰らぬ人に 外雲海への危機感を抱くようになる 3126 VB ダイブマシンが開発される 3150 VB インフェル・ピラ、ファーストステージ計画開始 3162 VB インフェル・ピラ完成するも、正常に動かずに失敗 3183 VB レーヴァテイル・ベータER(初期反射法による転写体)技術が確立する 3215 VB 新緑の大地宣言 メタファリカ大聖堂(現洛螺)の建設開始 3219 VB 世の中が荒んできて、心の癒しを求める人が増える ダイバーズセラピが民間で始まる 3256 VB 大鐘堂庁が「インフェル・ピラ」計画の再構築を発表する 10年以内の計画開始宣言 3264 VB 新約メタファリカプロジェクト「洛螺」結成 インフェル・ピラ計画の開始 3270 VB ダイバーズセラピ殺人事件が発生 3275 VB 「インフェル・ピラ」設計着手 3291 VB 初のインフェル・ピラ依存体「I.P.D」が転写される 3295 VB 14代目御子(焔)に「ネネシャ」任命 3歳 3298 VB 初代澪の御子が登場する 当時7歳 3299 VB 大鐘堂より、御子が「焔」と「澪」の2人となることを公表 3300 VB 澪の御子、明晰な頭脳でダイキリティ(重延命剤)の原理をまとめる 3305 VB 澪の御子、インフェル・ピラ開発主導権を握る 3306 VB 「澪の民」結成 洛螺の統括管理を行う 3308 VB 新しいヒュムノス律「新約パスタリエ」がプログラムされ始める 3310 VB メタファリカα版が完成 3313 VB 合体メタファリカを謳うも失敗 神との戦争に突入する ネネシャ死去 3315 VB 神との戦争に勝利する しかし民衆は大鐘堂に対し冷たい 3317 VB 澪の御子失踪 大鐘堂は第15代目御子「スフレ」を立てる 3319 VB 神と人々との契約条項が成立する 3322 VB この頃から、I.P.D.の異常がチラホラ出てくるようになる 3344 VB I.P.D暴走による、パスタリア市街地での大惨事発生 騎士隊含め大勢が死亡 3345 VB I.P.Dと暴走の因果関係を見つけるためのプロジェクトが結成 3348 VB ダイバーズセラピがI.P.D.暴走を抑える働きがあることが分かる 3349 VB 大鐘堂によるダイバーズセラピの奨励と推進、そして研究が行われる 3351 VB 15代目スフレ40歳で引退 16代目「ラクーシャ」御子になる 3355 VB リムの鉄道建設に関する交渉成立 スフレとラクーシャは、リムの人達の英雄となる 3356 VB リム鉄道の建設現場(資材置き場)に新しい町が形成される ラクーシャにちなんで「ラクシャク」と名付けられる 3357 VB ラクシャクからメタファリカ信者がミント区を開拓 3359 VB リム鉄道の名前が、母の名にちなんでスフレ軌道という名前になる ラクーシャの希望 3383 VB ラクシャクの軌道広場に、スフレとラクーシャの像が出来る 3394 VB I.P.D.情勢が悪化する 頻繁に暴走が発生し、住民を脅威に落とし入れる 3420 VB ネオエレミアから、幾つかの飛行挺が到来 難民船のようだ ベータ純血種再び入り込む 3424 VB ネオエレミアからの来訪者 インフェル・ピラを乗っ取り支配権強奪 3435 VB 時の御子イリューシャ、エレミア人殲滅 「戦場の御子イリューシャ」賛否両論 3441 VB 対外的防衛構想制定、イリューシャ主導で大鐘堂母艦が計画される VB 近代 3745 VB 32代目御子「アーシェ」、14歳御子になる 3748 VB HC「ハイバネーション」が完成 3750 VB レグリス、パスタリア大鐘堂に従事 3751 VB 教皇急死、アルフマン摂政が政治的トップに 3753 VB 御子アーシェがI.P.D.暴走によってエナ宮殿で死去 3754 VB カナカナ突堤I.P.D.襲撃事件 3756 VB チェスター、18歳で大鐘堂に入る 3758 VB レイカにI.P.D.発症 大鐘堂に保護される 3760 VB 33代目御子「クローシェ」、5歳御子になる 3761 VB チェスター大鐘堂離反、神聖政府軍を創設 3764 VB レグリス、大鐘堂騎士隊長に任命される 3766 VB 瑠珈、13歳になってダイブ解禁 ダイバーズセラピを始める 3768 VB クロアが騎士になりパスタリアへ 3771 VB 大規模陥没 パスタリアのみならず、リムの一部も欠損 犠牲者多数 3772 VB ラクシャク保養地襲撃事件発生
https://w.atwiki.jp/timeattack/pages/18.html
TAスレの歴史 このスレの歴史を掲載しています。 これは2010年12月13日までの歴史である。 2006年12月20日(水) 18時23分 このスレの前身となるスレが立てられる。 2006年12月20日(水) 22時43分 同日にタイムアタックしようぜ初代スレが立つ。ここからこのスレの物語ははじまった。 2006年12月23日 スレで初めてタイムアタックレースがDK氏とみけ氏によって行われる。タイトルは「ゼルダの伝説神々のトライフォース」今までにない盛り上がりで、これ以降頻繁にレースが行われるようになる。 2006年12月24日(日) 15時35分 スレで初めてRPGのタイムアタックがDK氏によって行われる。タイトルは「スーパーマリオRPG」である。クリスマスイブに8時間以上連続でマリオRPGを続けた伝説のひとつ。 2007年1月1日(月) 年も明け2007年元旦、この日を境に4日ほどスレが超過疎状態に。 その後は無事活気は戻る。 2007年1月13日(土) タイムアタックの線引きについての議論が巻き起こり、スレが大荒れ\(^o^)/ 別スレでの議論にまで発展したが、荒れただけで結論は出ず。そのままいつの間にか終結/(^o^)\ 2007年1月25日(木) スレが初めて落ちる\(^o^)/ 2007年1月26日(金) Wikiにイベント記録ページが設置される。 過去のレースイベントも神が全て保管記録してくれた。 2007年2月1日(木) この日を境にスレの空気が極端に悪くなる。 更にスレが急激に過疎っていった。 2007年2月20日(火) この日の前後よりややスレの空気が落ち着いてくる。 実況者も多少ながら増えてきつつ、とても良好である・・・が しかし、それも束の間の幸福であった。 2007年3月8日(日) スレとWikiが閉鎖する。 ここで事実上TAスレは終焉を迎えた。(´;ω;`) 2007年3月9日(日) TAスレWikiの華麗なる復活!僅か一日で復活 TAスレを愛する同志の手により短期間でWikiは復元された。 これを機にTAスレは避難所を本スレにひっそりと活動を再開 2007年3月15日(木) この日の深夜TA氏によってスレ復活後の初TA配信が行われる。 これを機に僅かながら、他の配信者の方々も復活! TAスレ復活の兆しが強くなった\(^o^)/ 2007年5月3日(金) この日を境にTAスレの第二の開幕 本スレも常に立つほどまで急成長(復活)した。 2007年8月1日(水) この日を境にまたTAスレに過疎が目立ってくる 本スレが落ちることも屡発生 2007年9月 9月に入ってからだんだんと実況が増え、本スレが落ちにくくなる 2007年9月15日(土) 第1回チーム対抗TA開催 レース中、スレの勢いが最高潮時は9000を超え、なん実Vトップに! 優勝はAチーム(ぷー・VipQuality・cocodenq) 詳細はこちら 2007年9月28日(金) 何故か異常に実況があった日 最大時同時に8人が実況(多元含む)、一晩で13人が実況はこのスレではかなりの異例。 2007年12月20日(木) タイムアタックスレが1周年を迎える。 たくさんの人が配信、実況をしスレは大いに盛り上がった。 2008年2月9日(土) 24時間耐久TA開催 スレ史上最も過酷と思われるイベントが行われた。 2008年2月16日(土) 第2回チーム対抗TA開催 レース中、スレの勢いが最高潮時はなんと11000を超える(このスレで1万は快挙) 優勝はCチーム(UI,R50000,580) 詳細はこちら 2008年8月02日(土) 第3回チーム対抗TA開催! 回を重ねる毎に盛り上がりを増すチーム対抗戦。今回は順位ポイント制。 スレの勢いは最大時18000超え、大いに盛り上がった。 優勝は前評判の悪さを覆したCチーム(が茶,m9(^Д^)プギャー,緑タイマー,篭手) 終了後、反省TA配信&未参加の配信者の配信で、後夜祭も賑やかでした^ω^ 2008年9月28日(日) ロックマン9、発売直後レース開催! TAスレで人気の高い、初代ロックマンシリーズの新作がwiiで発売!という事で 5人の参加者が集まり、このスレではとても珍しいwiiでのレースが開催されました。 2008年10月18日(土) 24時間耐久TA(第2回)開催 まさかの2度目の開催。 24時間で28人が参加し、大いに賑わった。完走は9人。 配信者、視聴者のみなさんお疲れ様でした。 2009年 2009年に入り、RPGの配信が活発に。 2009年2月15日(日) 何故か異常に配信が行われ、多元さんも現れてプチ祭になる。 1日で27人ものTAerが配信した。 2009年2月21日(土) 第4回チーム対抗TA開催! 今回も順位ポイント制。新ルールとして、各種目の規定時間が設けられた。 スレの勢いは最大時30000を超え、特にワギャンランド2のしりとり地獄は大いに盛り上がった。 最終的には3チームが同ポイントの接戦となり、総合タイムで決着する結果に。 総合優勝はDチーム (髭、R50000、DRP)。MVPは8pt獲得のR50000 2009年2月22日(日) 今日は2/22で忍者の日|/゚U゚|丿 多くの忍者ゲーがTAされました。100体のシャドーマン、お疲れ様( ^ω^) 2009年12月19日(土) 第5回チーム対抗タイムアタック開催! 参加者は過去最高の20人。 今回は紅白戦。1チーム10人で、6種目のレースが行われました。 優勝は赤組。特別ルールのポイント2倍制を両チーム共に逃さない、ハイレベルな対抗戦でした。 結果はこちら。 2010年12月4日(土) 第6回チーム対抗タイムアタック開催! 参加者は18人。3チーム、6種目のレースが行われました。マイナーゲー多し。 優勝はCチーム。レースでは事故が多発\(^o^)/安定プレイ大事です。 この後、種目に選ばれたマジカルポップンがブームに。 結果はこちら。
https://w.atwiki.jp/touhourowa/pages/304.html
消えた歴史 ◆Ok1sMSayUQ 獣道、とはそこをたまたま通った動物に踏み均され、長年の時を経て視認できるほどの道になったものを言うらしい。 博麗神社への途上もその例に漏れず、木々の間に細い路地がうねり、蛇の体のように続いている。 月面探査車が来ることができたのは神社に連なる林道の一歩手前までで、最後は結局歩く羽目になった。 車のキーを懐にしまい、殆ど先の見えない暗闇を懐中電灯で照らしながら八雲紫が先導する。 東風谷早苗もそれに習い、全員に支給されたものである、紫と同じ懐中電灯のスイッチを入れて後に続いた。 ここに来るのは三度目ではあるが、こうも先の見えない暗闇であると博麗神社に参拝客が少ない理由の一端が分かるような気がする。 守矢の神社も同じく山に本殿を構えてはいても、参拝客に配慮して道には明かりをつけているし、整備もしている。 博麗神社にはそういった配慮のようなものが見られない。ただぽつんと置いてあるだけでそれ以外の一切を行っていないのだ。 一応、博麗霊夢自身は生活のために必要な金銭は妖怪退治で得ているとは聞いている。 蓄えはないことはないだろうし、その気になれば道の整備だって行えるだろうが、どうもその気配は見られなかった。 霊夢が参拝客への興味を失っているのかもしれなかったが、実際はどうであるかは分からない。なにぶん、早苗自身は幻想郷に来てから日が浅すぎた。 だが他人に聞くことはできる。ふと気になっただけの疑問だったが、車を降りて以降の沈黙を紛らわせるにはいいと結論して、早苗は目の前にいる、 金糸の長髪を揺らして歩く背中へと向かって問いかけた。 「紫さん。博麗神社って、いつからあったんでしょう?」 「いきなりね。また無駄話?」 「はい、無駄話です」 妖怪は本質的にそうであるのか、それとも紫のひねくれた根性ゆえなのか、こちらから話を振るとどうにも小馬鹿にしたような返事が来る。 とはいってもきちんと返事をしてくれるあたり、紫はまだ誠実な部類ではあるのかもしれない。 ふーむ、と僅かに顎を傾けて紫は「確か……幻想郷縁起が編纂され始めたときにはもうあったかしら」と思い出すように答える。 「げんそうきょうえんぎ?」 「歴史書みたいなものよ。もっとも……編纂者は既にいないけど」 「それ、何年くらい前なんです?」 「稗田阿一からだから……ざっと千二百年くらいは前になるかしら」 「はぁ~……そんな昔から……」 歴史の重さだけで言えば、早苗の仕えていた二柱も同等かそれ以上ではあるが、博麗神社も由緒あるものには違いない。 しかしそれだけ昔からあるものなら、何かしら有名な神様が奉られていそうなものだったが、博麗の神が何であるのかは聞いたことがない。 いやそもそも千二百年の昔から存続していたことの方が驚きと言うべきで、一体何をどうすれば歴史に埋もれずにここまで続いてきたのか不思議でならない。 幻想郷の外につい最近までいた早苗にとっては、流行り廃りはとても早いものであり、ふとした拍子に消えてしまうものという印象が強かった。 「……なんか、よく分からないですね。それだけ強固な信仰があるのに、参拝客はいないなんて」 「博麗神社はなくてはならないものだからね。幻想を生きるものにとって、結界の恩恵がなければそれは死を意味するも同然だったから」 「妖怪の信仰を得ていたってことですか?」 「信仰……というより、利用していたってところかしらね。幻想郷では貴女達が来るまでは唯一の神社だったし、神事を利用するにはうってつけだった」 「……それ、変じゃありません?」 気がつけば、博麗神社の麓までたどり着いていた。既に石段を登り始めていた紫へと向けて、早苗は疑問を投げる。 聞けば聞くほど、博麗神社は本来の意味を為す存在には思えなかった。 神を奉り、畏れ敬っていたのでもなければ、博麗の神が幻想郷に安寧をもたらしてきたわけでもない。 妖怪と博麗の人間が勝手に取り決め、お互いに力を利用して今の幻想郷を作り上げたようにしか思えなかった。 違和感が早苗の中で急速に膨れ上がってゆく。博麗神社の歴史が、信仰の歴史ではなく、人為的に作られた歴史だとしたら。 「だって、神社を利用していたって……普通、そこの神様にお願いするものなんじゃないですか?」 「とは言ってもね。妖怪は基本的に自分よりも力が上でないと納得しないから、徳だけじゃ信仰を得るに足りなかったのよ。ただ、そこの巫女の力は強かったから……」 「それがおかしいんです! 妖怪は神を信仰しない。神も力を持たない。でも巫女の力は必要って、神社の体裁を整える理由がないですよ!」 紫の弁を遮って早苗は言っていた。神に近しい位置にいた早苗にとって、奉る神ではなく、神社でもなく、そこに仕える巫女を重要視しているかのような紫の言動が、 矛盾を含んでいるようにしか思えなかったのだ。巫女は所詮神の代弁者、もしくは依代でしかなく、それ自体が強い力があるわけではない。 仮に巫女の力が神よりも強いのだとしたら、その時点で神社という存在は意味を為さない。 なぜなら、より力の強い方が取って代わり、神の座席に居座るからだ。守矢がそうであったように。 「結界だとかなんだとか、そういう専門知識だって知ってしまえばなんでもない話ですし、第一妖怪の都合のいいように動かしたいなら手元に置いておくはずです。 要は……ええと……博麗神社があることに意味がないのに、どうして今もそこにあるんだろうって話なんです」 「それは……」 紫が言葉に詰まる。いや、答えられないというよりは、彼女自身新たに生まれた可能性について頭を巡らせているようだった。 気がつけばそこは博麗神社の麓の石段であり、ここを登れば境内だ。目的地まであと少し。 だが、そこで紫と早苗は足を止めていた。これから向かう先の不可解について、いま少し手繰り寄せる必要があったのだ。 「紫さん。私達は、あることが当たり前になりすぎていて、どうしてあるのか、を考えてこなかったんじゃないでしょうか」 「……認めましょう。確かにおかしい。どうして私達は、歴代の博麗の巫女を博麗にいさせたのか」 「……もしかして、理由、忘れてたり?」 「というより」 紫がそこで初めて早苗の方に向き直った。 暗闇の中に照らし出された紫の表情は、若干強張っているようにも思えた。 「覚えてないのよ。何があったか、は覚えていても、どうしてそういう考えに至ったか、は覚えてない」 「それって……」 「結果だけ覚えている。過程は覚えてない。そう、分かりやすく言うなら……歴史の丸暗記ね」 それが意味する事態。ゾッとするようなひとつの悪寒を覚えた早苗に対して、紫は自身信じられないというように両腕で体を抱え、首肯していた。 幻想郷には、矛盾がある。その矛盾を覆い隠すために、何者かが仕掛けていた事柄。それは。 「私達は、記憶を改竄されている。もしくは……忘れさせられている」 予想はできた言葉だったとはいえ、紫の一言が胸に突き立ち、じわりと浸透してゆくのが感じられた。 今ある記憶が偽物であるかもしれないという可能性。こうやって考えている自分が、紛い物の記憶によって形作られているかもしれない可能性。 我知らず胸に手を当てていた早苗は、搾り出すように反論を口にする。 「可能性のひとつ……ですよね?」 「ええ、可能性の一つには違いないわ。でも、あり得ないとは言い切れない」 妖怪の大賢者という肩書きを持っているだけに、否定しない紫の言葉が尚更胸に突き立った。 そう、記憶の改竄と考えればいくらか辻褄が合うことがある。 殺し合いの始め、知らぬうちに全員が一箇所に集められていたことがそうだ。 集められる直前までのことを早苗自身覚えていない。 そもそも記憶の改変などを行えるのかという疑問は、こんな状況になっていること自体が答えとなる。 「だから、私達は私達の歴史を知る必要がある」 早苗の内に生じた暗雲を振り払うように、紫は鋭い口調で言い切り、石段の途中で足を止め、顔を上げて境内の方へと向けた。 恐らくは紫にとって……いや、幻想郷にとっての始まりであろう場所。妖怪も神も飲み込み、桃源郷の原初となった神社。 そこにこそ秘密が隠されていると確信しているかのように、紫の声は凛として響いていた。 大妖怪であり、賢者。肩書きを思い出し、そうなのだろうと雰囲気を以って実感した早苗はするすると不安が抜け落ちてゆくのを感じていた。 それまで不明瞭だった道が示され、目の前を覆っていた霧が晴れてゆく感覚だった。 のらりくらりと自分をからかっていたかと思えば、鋭い洞察力で物事を言い当てる。 可能性の一つと釘を刺したものの、ようやく見えた可能性には違いなかった。 「まあ、言い方は大袈裟だけれどね。覚えていないことを思い出せれば敵の意表をつけるかもしれないってことよ」 「というと?」 「覚えていないということは、覚えていられると不都合ってことよ」 「……つまり、幻想郷の歴史の中にこそ永琳って人の弱点があるってことですか」 「あいつが首謀者だと決まったわけでもないけど。というより、あいつはほぼ間違いなく白――」 そこまで言ったとき、「おーい! そこの胡散臭いの、紫だろー!?」という調子っぱずれに元気のいいハスキーボイスが木霊していた。 む、と不機嫌そうに唇を釣り上げる紫。邪魔されたのが気に入らなかったのか、それとも胡散臭いと言われたのが気に入らなかったのか。 多分、どちらもだろうと思った早苗は苦笑しつつ、声の主の方角へと振り向いた。 「珍しいのと一緒だな? 早苗もいるのかー!? っていうかなんで私の服着てんだよ!?」 ぶんぶんと手を振りつつ現れたのは、早苗もよく知る人間、霧雨魔理沙だった。 * * * 「博麗神社に行ってみてもいいか?」 霧雨魔理沙の発した一言に、因幡てゐは内心肝が冷える思いを味わった。 人間の里に仲間を探しに、と目的を伝えた直後の寄り道提案。 これだから人間というやつは、とてゐは軽く苛立ちを覚え、そしてそれ以上に因縁の場所であることに怯えを感じていた。 まだ誰かを騙しきれると根拠もなく思っていた始まりの地。今となっては遠い昔にすら思える、パチュリー・ノーレッジを殺害してしまった場所だ。 その博麗神社に魔理沙は行ってみたいのだという。行きたくないという抗弁を拳を握り締めることで抑え、 てゐは「なんであんなとこに」と出来うる限り冷静な声で喋りかけた。 「そもそもまだ言ってなかった話になるんだが……霊夢が殺し合いを進める側に回ってる、って話はしたな」 「……まあ。あの能天気巫女がやってるなんて信じられないけど」 「ウソ言ったってしょーがないでしょ。実際、私と魔理沙は何度か戦ってる。友達だって……殺された」 「わ、わかってるよ。実感がないだけだって!」 フランドール・スカーレットが重い口を開き、怒りに震えるように七色の羽を上下させる。 気分を害せばロクなことにならないと直感したてゐは慌ててフォローに回るが、 フランドールは溜息をひとつついただけでそれ以上何も言うことはなかった。 「続けるぞ。てゐの言う事にも一理はあるんだ。なんで霊夢がこんなことをしてるのか。私には分からん」 「分かる必要なんてないでしょ。あいつは……」 「フラン」 魔理沙が強く名前を呼ぶと、フランドールは納得がいかない様子ながらも渋々黙り込んだ。 どうやら想像以上に霊夢との確執は強いものになっているらしい。とんだ貧乏くじを引いたかもしれないと感じたが、 このハズレだらけのくじを引かないという選択肢はなかったのも事実で、だったら深く突っ込まない方がいい、というのがてゐの結論だった。 もう何もない。何も残されていない自分には、こうしてのそのそと隅にでもいるしかないのだ。 「ともかくだ。あいつは理由もなしにこんな決断をしたとは思えない。だから私は知りたいんだ。霊夢が殺し合いをするって決めた理由を」 「その理由っつーのが神社にあるって言いたいわけね」 「かもしれないってだけさ。いつもの勘だよ」 「……知ってどうするのよ。知ったところで、どうせまた霊夢とは戦うんでしょ? 説得だって無理そうじゃない」 フランドールも頷く。まさか同意を得られるとは思わなかったが、ともかくこれで反対の大義名分は立った。 もっとも、反対の理由は自分とは違うだろうとてゐは思っていた。 魔理沙の言うことをよく聞いているあたり、信じられない話ではあるがこの吸血鬼は魔理沙に懐いている。 実力など天と地の差があるはずなのに、特に縛り付けているわけでもないのに、フランドールは『まるで友達のように』接している。 内情はおおまかにしか分からないものの、恐らくは霊夢と魔理沙を接触させたくないのだろう。 自分は違う。自らの罪状を暴き出されるのが怖く、保身を求めているだけだ。 魔理沙のように問題を解決したいと思っているのでもなければ、フランドールのように友人を心配しているわけでもない。 あれだけ痛い目に遭わされておきながら、事ここに至って自らの安寧しか考えていない自己中心ぶりには失笑を通り越して呆れるしかない。 でも、とてゐは自分以外の何に報いればいいのだと誰にでもなく問いかけた。 仲間もなく、家族もなく。全てを失くしてしまった我が身に、他者のために行動できる気力など残っているはずがなかった。 別に見返りを求めているわけではない。見返りを求めずとも行動できる誰かがいなくなってしまったのだ。 自分から裏切り、あるいは裏切られ。気付いたときには何もかもが灰燼に帰していた。 やり直す気概も持てなかった。やり直すには、あまりに遅過ぎた。 「……霊夢のためじゃないかもしれない。正直に言うと、私は私のことしか考えていないのかもしれない」 誰のためにも動けず、諦めきっているてゐに呼応するように、魔理沙はそう言っていた。 お人よし馬鹿の魔法使い。そう思い込んでいただけに、魔理沙の言葉は意外に感じられた。 怪訝に首を傾けたてゐに「霊夢なんて、もう説得もできないって分かってる。いやもう、したくもないってすら考え始めてる」と魔理沙は重ねた。 「よく分からないんだよ、自分でも。あいつは、香霖を殺して……でも、友達だった奴で……いい奴だったんだよ。つい昨日まで。 昨日まで、私ら縁側で一緒にお茶飲んでたんだぜ? でも急に皆を殺し始めて、それが当然だって言い張って…… 何があったって訊いても異変だからの一点張りで……もうあいつ、化け物になっちまったんじゃないかって……」 戸惑いと、憎しみと、信じたいという気持ちの混ざり合った声はどこか淡々としていて、しかし空気を震わせる力があった。 つい昨日まで、普通の友達だった。この一日が長過ぎて、忘れそうになっていた事実。 魔理沙だけではない。フランドールも、自分も……つい昨日までは、平和を謳歌し、日常を笑って過ごしていたはずだった。 「でも化け物だって認めてしまったら、もう私は霊夢を、何も感じずに殺しちまう。友達を殺すのって哀しいはずなのに、哀しいとも思わなくなって…… そう思いたくないから、せめて理由が知りたかったんだ。なんで香霖が殺されなきゃいけなかったのか。本当に異変のためだけに犠牲になったのかをな」 「魔理沙、それって」 「……霊夢は、許すにはもう殺しすぎたよ」 フランドールが息を飲む。てゐも、一瞬だけ見せられた冷たさに全身が総毛立っていた。 お人よしなどではない。どこにでもいる、喜怒哀楽を併せ持ち、感情を手放しきれない、本当にありふれた人間だ。 恨みもするし、理由なく誰かを助けたりする。そういう存在なのだと理解していた。 「でも、悔しいからって、哀しいからって……感じることをやめて、誰かに押し付けるってわけにはいかないんだ」 だが、普通でありながら魔理沙はやはり強かった。 これから先、必ず訪れるであろう苦しみから目を背けず、受け止められるように精一杯足を踏ん張っている。 それはてゐの脳裏に、あのときの藤原妹紅の姿を思い出させた。 敢然と、勇敢に、『感じることをやめてしまった』であろう蓬莱山輝夜に立ち向かい、人間として生きようとしていたあの姿を…… 人間のくせに。ただの嫉妬心だとは分かりきっていたが、それでもてゐは魔理沙を羨まずにはいられなかった。 吸血鬼を味方につけて、逃げ出したりもしないで。この心根が少しでもあれば、鈴仙を説得できたかもしれなかったのに。 鈴仙・優曇華院・イナバのことを忘れられず、まだ未練を残している自分に辟易して、 情けない我が身を再三確認したてゐは博麗神社に向かうのはもう決定事項だろうと諦めていた。 これほどの覚悟を持った魔理沙に、口先だけの言葉が通じるわけがないし、論破されるに決まっている。 だから言い出される前に、自分から譲歩してみせることがてゐの最後の尊厳の保ち方だった。 「わかったよ。付き合うよ、神社まで」 「私も……その、さっきは生意気言って悪かったわ」 「ばーか。まだ自暴自棄だと思ってたのかよ、お前」 言うや、魔理沙はフランドールの頭を乱暴に撫でる。手のひらを押し付けるようにぐりぐりとされ、前傾姿勢になったフランドールが「ちょ、ちょっと!」と慌てる。 しかし悪い気分ではないらしく、腕を跳ね除けることはせずぱたぱたと羽を動かすだけだった。 こうしてみると友達と言うより姉と妹のような関係に見えてきて、恐ろしい吸血鬼という印象が薄れてくる。 「私の命は私だけのもんじゃないからな」 「わ、わかったから! その、もうちょっと……」 「……くく、なっさけないの」 人間にいいようにしてやられている吸血鬼がおかしく、てゐはいつの間にか口に出してしまっていた。 当然、言葉を聞きつけたフランドールの目がてゐに向いていた。恥ずかしい現場を見られたからなのか、陶器のように白い肌に赤みが差していた。 「笑った!」 「あ、いや、その」 「笑ったなぁ!」 「ま、魔理沙! 先行ってるから……」 やばいと思い、逃げ出そうとしたときには手遅れだった。 妖怪兎ごときの身体能力では為す術がなく、がー、と飛びついてきたフランドールに組み伏せられて頬をつねられていた。 手加減はしてあるのかさほど痛くはなかったものの、これをどうにかできる術もなかった。 魔理沙はその様子を見ながらケタケタと笑っている。助けてくれる気はないらしかった。 「仲いいなお前ら。じゃ、こっちはお先に」 「ちょ、ちょっと待って魔理沙」 「別に! あれは! ちょっと慣れてなかっただけなのよ! 分かってる!?」 「わ、わかったから! 引っ張るのやめれー!」 笑いっぱなしの魔理沙が手を振りながら先に行く。 餅のように伸びきりつつある頬を他人事のように見つめながら、てゐはさほどフランドールに恐ろしさを感じなくなりつつある現状を不思議に思っていた。 つい先ほどまでは、あんなに恐れていたのに。彼女の子供のような行動を垣間見たからなのかもしれなかったが、それを含めても安心している自分の心が信じられなかった。 無論こんなもの、一時の気まぐれにつき合わされているだけなのかもしれない。こんな遊びなど、一瞬のうちに壊れてしまうことを嫌になるほど経験もしてきた。 なのに、それなのに。どうして安らぎを求める。どうして日常を求めようとする。 もう戻ってくるものも、取り戻せるのもないと分かっているのに―― 「いだだだだだ! ギブ! ギブギブギブ!」 「ふん、分かればいいのよ分かれば。……魔理沙、追いましょ」 てゐがタップして降参したところで、フランドールはようやく満足したのか高慢ちきにそう言うとすたすたと先を歩いていってしまう。 こういう部分はレミリア・スカーレットの妹かと鈍い感想を結んで自分も立ち上がろうとしたところで、不意に戻ってきたフランドールが手を差し出してくる。 立て、ということらしかった。 何も言わず、てゐはその手を取る。フランドールも何も言わなかった。 それで、十分だった。 じゃれている間に魔理沙とは距離を離されてしまったらしく、フランドールと並んで小走りに森を進む。 先ほどの出来事があったからなのか、フランドールに話しかけてみるかという気になり、てゐは思ったよりも気軽に「ねぇ」と声を発していた。 「なんで霧雨魔理沙と一緒に? 最初からいたわけじゃないんでしょ?」 「うん。でも、出会ったのも偶然で、ついていこうってことになったのも偶然だった」 やはり最初は気まぐれだったらしい。吸血鬼がそのようなものであると知っていたてゐには当然の納得だったが、分からないのはそこからだった。 「なんで今も一緒に?」 力が強く、プライドが高い故に、吸血鬼は同格に扱われることを嫌う。 それはつまり、上下の関係は認めても横の関係は認められないということだ。 魔理沙はずけずけとした物言いで踏み込んでくるから吸血鬼とは反りが合いにくいものだと思っていた。 だからこそ不思議だったのだ。フランドールがこんなに懐いているというその事実が。 「友達だから……ってのもあるけど、今はそれだけじゃない。色々なことを知ることができるから」 「知る? そりゃまあ、あんたは引きこもりだったからそうなんだろうけど」 「そうじゃなくって……なんというか、魔理沙といると、分かり合えるんじゃないかって気になるの。感覚を共有できるというか」 自身形にならない言葉にもやもやしているのか、フランドールは手のひらを開いたり閉じたりしながら紡ぐ。 てゐには尚更理解の出来ない言葉ではあった。分かり合える。いい言葉ではあるが、そんなことがあるはずがないとてゐは知っている。 差別し、いがみ合い、騙しあい、呪い合い、誰かが誰かを見下しながら続いてきた歴史は千数百年にも及ぶ。 誰も解決しようとはしなかったし、そうしようとした者は長過ぎる時間の中で潰されるか、さもなくば支配者の立場になるだけだった。 それだけ現在を変えることは難しい。妖怪の間に根付いた『自分は他者よりも優れている。だから自分は偉くあるべきだ』という認識と、 高位の存在になることで得られる優越感と実利の存在は大きい。人間ごときに変えられるわけがないのだ。 フランドールは分かっていないだけだ。この幻想郷を取り包む現実を。 「これだ! って言葉にならないのよね……でもさ、分かるんだ。自分が何をしちゃいけないとか、こういうときどんな感情が生まれるのか、みたいな」 「そりゃ、あんたが……物を知らなさ過ぎるだけだよ」 「かもしれない。でも……それでも、私には分かった。誰かが死ぬって、怖いことなんだって」 自分ではなく、誰かが。確かにフランドールはそう言った。 「……仲間が殺されたからでしょ? 八雲藍っての」 「それもあるけど……違う。はっきり感じたのは『香霖』ってやつが殺されたとき。魔理沙の家族みたいなやつなんだけど、 出会ったこともないし私には何の関係もないのに、そいつが殺された瞬間、怖い、って思ったの。 誰かが死んだら、そいつを大切に思ってた誰かの、ハートから何かが抜け落ちる。いなくなる。それが怖い、って思った」 喪失感のことを言っているのかとてゐは考えたが、そんな単純な言葉でくくれるようなものではないように感じていた。 フランドールは恐れている。恐らくは、虚無や、暗黒に近いなにか。復讐心や悲しみといった感情でさえ塗りつぶせなくなるなにかを。 感情にさえ置き換えられないもの――それは、てゐに死に掛けたときのことを思い出させた。 一人寂しく死ぬという実感を覚えたときの、あらゆるものに置き去りにされた感覚。あの時は全てが消失してしまった、そんな気分だった。 「だから私、そんなことしたくないんだ。誰かに怖さを押し付けるってことを。むかつくことも、ヤなこともある。 感じるのは別にいい。感じないのは生きていない証拠だから。でも、だからってそれを押し付けていい道理はない」 「魔理沙の言葉じゃない」 言って、てゐは笑った。――感じることをやめて、誰かに押し付けるってわけにはいかないんだ。 結局はフランドールも魔理沙と同じ結論に辿りついていた。種族も違えば、そもそもの考え方だって違うはずなのに。 何もかもが違うはずなのに、そうした垣根を乗り越えて同じ結論に達した。それぞれに考え、道は違いながらも。 フランドールの言う『分かり合える』とはそういうことなのかもしれない。 だったら、とてゐは新たに生じた身の内の疑問に耳を傾ける。 自分も、誰かと分かり合えるのか? 感じることさえやめなければ、誰かに押し付けようと考えなければ。 難しい話で、千年の歳月を経て身も心も汚れきった自分には困難な話なのかもしれない。 いや、不可能なくらいだろうとてゐは思った。分かり合おうとするには、自分は誰かを裏切り過ぎた。 不実を不実とも感じず生きてきたこの身体には、信じることですら重たすぎる。 「そうだけどさ――あ、魔理沙いた!」 木々に囲まれた道の先。博麗神社に連なる石段の麓で、魔理沙は何事かを騒いでいた。 誰かがいるのか? そう思ったてゐの脳裏に、嫌な予感が走る。 唾をごくりと飲み下し、足を止めた自分に気付かず、フランドールは「魔理沙ー!」と近づいてゆく。 「ねぇねぇ、誰かいるの?」 「お? 遅いぜ吸血鬼。夜が昼なんだろ?」 「私は低血圧なの……ん、あれは……」 「あっちの胡散臭いのは分かるな? で、あっちが最近こっちにやってきた新入りの――早苗だ」 魔理沙がここからは見えない石段の上を指差し、確かに『早苗』と言った。 早苗。東風谷早苗? 名前から即座に姿を、そして罪をなすりつけようとした事実を、 一度ならず二度裏切ろうとした事実を思い出したてゐの心臓が跳ね上がり、強烈なめまいにも似た感覚を起こさせていた。 息苦しくなり、これまで目を背け続けていた『罪の清算』という言葉が、裁かれるであろう未来がむらと沸き立ち、擦り寄ってくるのを感じる。 今度こそ、早苗は自分を許しはしないはずだ。 先ほどの魔理沙の言葉を確認する限り、早苗の他にはあのときの面子はもういないのだろうと確信できる。 しかもそのうちの一人は死亡をも確認している。上白沢慧音。殺し合いを否定し、なんとか皆を取りまとめようとしていた半人半獣。 何があったのか、逃げ出したてゐには知る由もなかったが、恐らくは……瓦解したのだ。あのときの集団は。 その結果慧音は死に、他の面子もバラバラとなった。――その誰もが、お互いにお互いを憎みながら。 裏切られた連中が次に為すことは何か。てゐには分かりきっていることだった。 復讐される。この一語が脳に突き立ち、殺されるという恐怖が再び身体を支配するのを感じていた。 今はなにもしていない。何もしたくないなどという言い訳が通じるはずもない。仕返しをするのに、相手の理由や事情など知ったことではない。 殺されるならまだいい。あっさりと、楽に死なせてくれるならまだマシだ。 だがこの地獄に等しい一日を生き延び、憎悪を頼りにして生きているであろう早苗は、まず控えめに言っても血に飢えた獣に違いない。 一撃で、などという生易しい話ではない。恐らくはじっくりと、恨みを晴らせるくらいには時間をかけて嬲り殺す。 助けてくれる味方なんていない。魔理沙もフランドールも、所詮は数刻前に出会ったばかりだ。 加えて、自分は事実という事実をひた隠しにしてきた。悪者だと知れれば味方をしてくれる道理などどこをつついても出てきやしない。 いやだ。てゐは同情の余地もない視線に見下されながら殺される光景を想像して絶望の悲鳴を上げた。 誰も助けてくれない。不憫にさえ思ってくれず、殺されて当然という顔しかしてくれない。 自業自得。今まで支払いを避け続けてきたツケがここで来ただけのこと。そうだと自分でも分かりきっている。 でも、それでも嫌なのだ。たった一人で、寂しく死ぬというのは。耐えられないことだった。 「――てゐ?」 気配が近くにないことを感じて、フランドールの赤い目がこちらに向けられる。 赤い目。血の色をした目。自分の未来を暗示する目……! 先ほど交わした会話も、不思議な安心感も、全て消し飛んでしまっていた。 怖さを押し付けるなんてしたくない。そう語ってくれたのは、自分が悪を為してきた妖怪だと知らないから。 嘘をつき、隠し、欺こうとしてきた自分を許してくれるはずなんかが、ない。 殺される。 制裁を、制裁を。 そんな声が、数百年以上の昔から、自分達弱者を虐げてきた声が聞こえる。 仕方がない。生き延びるためには仕方がなかった。虐げられないためには、先にこちらが欺くしかなかった。 制裁を、制裁を。 だが、それは所詮弱者の理屈。弱いから裏切っても許されるという法はない。 いや、法があったとしても許しはしないだろう。あらゆる手段を用いて、復讐は為される。 痛みは恨みとなり、恨みはさらに大きな痛みになる。そうしていつか、こちらに返ってくる。 制裁を――! 「嫌だっ! わ、私は……!」 何を言葉にしたかったのかも分からず、てゐは悲鳴にならない悲鳴を張り上げ、今来た方角を逆走し、逃げ出していた。 自分が弱いことなど百も承知だ。その上で裏切り続けてきたことも。 でも、死にたくなかった。たった一人で、みじめに殺されるのはいやだ。 逃げることで、さらに一人になってしまうことを分かっていながら、それでも殺されるという未来が怖く、てゐはまた無明の闇へと戻ることを選んだ。 * * * フランドールは、突如として脱兎の如く駆け出したてゐの行動を呆然とした面持ちで見つめていた。 嫌だと絶叫し、化け物でも見るかのような表情を一方的に見せつけて森の奥へと消えてゆく。 何に触れた? さっきまでは普通に会話を交わし、笑ってさえいたてゐが、どうして、いきなり。 戸惑う魔理沙と、何が起こっているのか分からないという様子の紫と早苗を尻目に、フランドールは「待って!」と駆け出していた。 体調は本調子に戻っている。目は若干見えは悪いものの、行動に支障を来たすレベルではない。 「何があったんですか!?」 その背後から、早苗が息せき切って駆け下りてくる。ちらと視線を移してみると早苗の顔色はお世辞にも良さそうとはいえない。 体調が良くないのか? 咄嗟にそう思い、続けてフランドールが思ったのはそんな状況であるのに必死になっていることだった。 てゐと何か関係があるのではないか。直感し、フランドールは一度足を止め「てゐが逃げ出したの!」と叫んでいた。 「てゐ……? 因幡てゐさんですか!?」 「知ってるのかよ!?」 大声で魔理沙が問い質すと「知ってるも何も」と早苗も大声で返す。 「私と一緒にいたことがあるんです! でも、その時ちょっとしたすれ違いから揉めてしまって……」 「耳が切れてるのはそれが原因かよ!?」 「耳……? いや、それは……」 「なんでもいい! とにかく、てゐはあんたといざこざがあって、それで別れたんでしょ!」 乱暴な物言いにも関わらず、早苗は怒ることもなく「ええ」と頷いた。 てゐの過剰に怯えた態度。早苗のことをよく知らないフランドールからしてみれば、 早苗が全面的に悪いのではないかと思う気持ちもあったのだが、そう思い込んでしまうのは危険だとこの一日で培った経験が言っていた。 「因幡てゐ……?」 早苗の後に続いてやってきた紫が訝しげに語る。 フランドールにとってはあのときの……八雲藍と森近霖之助が死んで以来の再会となる。 正直今でも好印象を持っているとは言いがたかったが、悪い妖怪ではないという認識くらいは自分の中にもあった。 そう、藍が身を挺して守った主が悪いとは思いたくないし、魔理沙だってそう言っていた。 胸のわだかまりは抜けないし、気に食わなくもあるが……悪を為そうとして為すような妖怪ではない。 だから紫と一緒にいたのであろう、この早苗という奴も敵ではないはずだ。 この考えは正しいのか、と一度問い返してみて大丈夫だと結論付ける。 自分は、しっかりと感じている。感情に振り回されず、分かろうとしている。 誰かのせいにするな。感じることをやめるな。そして、誰が何をするのかを分かって、哀しくならないために行動しろ。 いなくなってしまうのは、とても怖いことだから―― 「私、てゐさんともう一度きちんと話し合いたいんです。紫さん、行かせてください」 「……あの子、何度も嘘をついてきたのでしょう? 今回逃げ出したのも、自分の命が惜しいだけなのかもしれない」 「おい紫、嘘ってなんだ?」 「かいつまんで言うと、因幡てゐは一度早苗に罪を擦り付けようとしたのよ。パチュリー・ノーレッジ殺しの罪を」 「パチュリー……!?」 魔理沙が、そこで一度自分の方を見ていた。パチュリー、の名前を聞き、むらと熱が膨張するのを自覚していたが、 我を見失うほどの感情はどうにか抑えることができた。 まだ結論は出すな。許せないと思う前に、考えろ。必死に言い聞かせ、壊したくなる気持ちをこらえる。 我慢する必要はあるのか? 歯を食いしばっている最中、何度もそんな声が聞こえたが、それでも、とフランドールは反論する。 友達だったパチュリーがてゐに殺されたのだとしても、騙していたのだとしても。怨念返しで解決するものはない。 一度てゐに手を差し出した瞬間。暗闇の中で、首輪の爆発からてゐを助け出した瞬間。寂しさに怯えていたようなあの顔がまやかしだと思いたくない。 博麗霊夢のように問答無用で殺し合いを仕掛け、何も感じなくなったあの瞳とは違う。 必ず、何かがあるはずだった。 「……大丈夫。パチュリーが死んだのは……許せない、けど……だったら、なんで、って、聞く」 「フラン……」 だが、口に出してしまえば、やはり許せないと思ってしまう。 恨みはそう簡単には消えてくれない。自分に、本の面白さを誇らしげに紹介してくれた魔女を奪った事実は許せるものではない。 だから、許せなくとも納得するしかない。納得して、どうすれば哀しくならなくなるかを考えるしかない。 「えっと、あの、そっちの子は……」 「パチュリーの友達。紅魔館の、フランドール・スカーレット」 口調から雰囲気を察したのか、不安顔で尋ねた早苗に対し、魔理沙がフォローをしてくれた。 それだけで少しは重みが減るような感覚があった。自分にはこうして助けてくれる人がいる。 この怒りも、魔理沙が少し請け負ってくれる。分かち合える。だから分かろうとすることができる。 一人じゃない。その思いをもう一度温め直し、フランドールは大丈夫という視線を早苗に注いだ。 「話、戻すわよ。私は因幡てゐを追うのは賛成しないわ」 「嘘つくやつは何度でもつくって言うんでしょ、あんたは」 「かもしれないわね」 あえて紫が反対意見を言っているのは、涼しい顔をしているのを見れば明らかだった。 だがこれも紫なりに考えて、感じた結果なのかもしれない。いたずらに労力を費やすことの意味を問い質している。 それはそれで自分達を守るための理屈だと考えたフランドールは、しかしそれでも反論する。 「私は、嘘の回数じゃなくて理由が知りたい。それだけ」 視線を紫に移し、はっきりと見据えてフランドールは言った。 もう少し言いようはあるはずではあった。自分は『分かる』ための努力をしている。 それを伝えられれば良かったはずなのだが、伝える術が見つからない。まだ自分は、『分かる』を言葉に出来ていない。 だから今はやりたいことを示すだけで終わらせることにした。紫がそれで納得するとは、思えなかったけれど。 「……私もフランドールさんと同意見です。嘘をつくからって、それが悪であると私は信じたくないんです」 「そうでなけりゃ、嘘つきは生きてちゃいけないって理屈になるな」 早苗の後を引き取り、魔理沙は意地悪く続けた。 日常から茶化してくだらない嘘をついている魔理沙ならではの言葉に、紫が苦笑を漏らす。 一本取られた、という風のどこか清々しい笑いに、フランドールは紫も変わったのか、と不意にそんなことを思っていた。 今まであった硬質な雰囲気はなりを潜め、自分達の言葉を確かめようとしている空気がある。 ひょっとして、最初からこうなると分かってあえて反対していた……? わけもない直感がフランドールを貫いた瞬間、紫がこちらを向いて笑みを深くする。 「馬鹿は伝染するものね。それもこんな短時間で」 自分の心を見通したような発言に、やはりこの女は大妖怪だという実感が湧き、どこか怖れにも似た気分を覚えていた。 紫を論破したつもりが、その実試されていたことに気付いたのは魔理沙もらしく、一本取られたのはこっちだ、と小声で呟く。 「……? えっと?」 分かっていないのは早苗ただ一人らしく、きょとんとした面持ちで周囲を見回していた。 「気にしないで。賛成はしないけど、反対する理由もないだけのこと。私も行きましょう」 「いいのかよ」 「早苗のサポートが必要でしょう。足の速い貴女達二人は置いておいて、早苗は体調が万全ではないもの」 「いや、それは大丈夫で……」 言おうとした瞬間、こほんと早苗が咳き込んだ。どうやら風邪を引いているらしい。 人間はこういうところが不便だ。ただ、風邪を引いた人間は優しくしてもらえると聞いたことがある。 そこは羨ましいと脈絡なく思っていると、魔理沙が肩を叩き「んじゃ、先行すっか。サポートは必要か?」と言ってきた。 「大丈夫よ、問題ないわ」 しっかりと『魔理沙の方』を見返してニヤリと不敵な笑みを返す。 風邪は引かなくても、気にはかけてもらえる。 いや、いつでも気にかけてもらえるなら自分は年中風邪であるのかもしれない。 時として迷い、躊躇い、間違ったことさえさせる心は不安定で、妖怪といえども不完全にさせてしまう病気だ。 けれども、その病気は自分の中に他者を自覚させ、他者がいてこそ形作られる自分を認識させる。 スター。妖夢。藍。香霖。それぞれに思い出のある名前を呼び起こし、次は正しくいられるように祈る。 霧雨魔理沙と一緒にいられるように。霧雨魔理沙のような友達をもっと作るために。 「そんじゃあ行くぜ! フラン、走るぞ! てゐをとっ捕まえるんだ!」 「あ、魔理沙さん! これ!」 「お?」 スタートを切ろうとした魔理沙に、早苗がなにかを投げ渡す。 片手で器用にキャッチした魔理沙の手には、人形が収まっていた。 「……アリスの、人形?」 「預かり物です」 深く言う暇はないと知っている早苗は簡単に済ませたが、魔理沙にはそれで十分なようだった。 もう一度空中に放り投げ、落ちてきたところを再度掴む。 久しぶりに晴れ渡った笑顔を見せた魔理沙は、こちらまでが元気になるような笑顔で―― 「アリス、『借りる』ぜ。死ぬまでな」 恐らくは、悪友に向けて言ったその一言が、フランドールにはとても素敵なものであるように思えた。 162 KIA pictures 時系列順 163 消えた歴史(状態表) 162 KIA pictures 投下順 163 消えた歴史(状態表) 156 ウサギは寂しくなると死んじゃうの 霧雨魔理沙 163 消えた歴史(状態表) 156 ウサギは寂しくなると死んじゃうの フランドール・スカーレット 163 消えた歴史(状態表) 156 ウサギは寂しくなると死んじゃうの 因幡てゐ 163 消えた歴史(状態表) 159 信仰は、はかなき者達のために 八雲紫 163 消えた歴史(状態表) 159 信仰は、はかなき者達のために 東風谷早苗 163 消えた歴史(状態表)
https://w.atwiki.jp/asparagusbisque/pages/37.html
◎「剣道」名称の変化 剣道は、われわれの先祖が戦場で刀剣をもって相手と戦った技術が、時代や社会の移り変わりとともに、しだいに戦いとしての性格を失い、スポーツ・修養・護身・芸能などの目的でおこなわれるようになったものであります。 剣道という名称は古い中国の文献にや、江戸時代の剣道書にも2,3出てきていますが、この名称が学校の体育教材として正式に取り上げられたのは、大正15年(1926年)改正の「学校体操教授要目」が最初になります。 奈良時代には撃剣(げきけん)、平安時代から鎌倉時代をへて室町時代中ごろまでは太刀打(たちうち)室町時代末期から江戸時代初期にかけては兵法(へいほう・ひょうほう)の名称が多く用いられてきました。江戸時代には兵法のほかに剣術(けんじゅつ)、撃剣(げきけん)、剣法(けんぽう)、刀法(とうほう)、剣技(けんぎ)、剣道(けんどう)などの名称が用いられていましたが、もっとも多用された名称は剣術で、明治・大正を通じては撃剣(げきけん)の名称が多く用いられていました。 これは榊原鍵吉(さかきばらけんきち)にはじまる「撃剣興行」の全国的盛行の影響であったと考えられています。 大正に入っては「剣道」の名称が多く用いられ、昭和に入っては「剣道」以外の名称はほとんど使われなくなりました。 ◎剣道の歴史 金属製の刀剣が大陸から朝鮮半島を経て、壱岐・対馬の島づたいに伝来したのは日本の古墳時代、崇神天皇(すいじんてんのう)のころと言われています。したがって剣術の出現は金属製刀剣の出現とともに始まったと言ってよいが、初期の刀剣は長大な平造りの直刀で、数も少なく武器としてよりも、所持者の地位、名誉、権力の象徴であったと思われます。 それが武器として用いられる様になるにつれ、反りのある彎刀(わんとう)に変わって行き、折れ曲がりせず軽くてよく切れる、いわゆる「日本刀」が出現し、刀法技術も進歩していきました。 直刀から彎刀への移行は明らかではありませんが、12世紀の中ごろから終わりにかけての、源平時代にはすでに彎刀一色でありました。 しかし、この時代は騎馬戦はなやかな時代であり、馬上での弓矢の戦いが中心で、刀法も相手と刀を交えて斬り結ぶというよりも、馬上から片手で振り回す技術が中心でした。 鎌倉時代から室町時代にかけては、蒙古来襲の影響もあって戦術にも変化があり、太刀打ちの技術が槍術とともに進んで行きました。武技としての兵法は室町末期の戦国時代に著しく進歩し、素朴な甲冑兵法から精錬された素肌兵法へと変わり、太刀数も多くなり技法も一段と高度化し体系化され、一流一派をなしてこれを指導する者があらわれ、日本独自の剣法が芽生えて、今日の剣道の基礎となっていきました。 参照:「剣道の歴史」より http //www.nava21.ne.jp/~susaty/kendo/rekishi.htm 榎本劍修堂 / 劒人倶楽部 埼玉県さいたま市見沼区大谷399 剣道 通販 / 竹刀 通販
https://w.atwiki.jp/wiki9_alternative/pages/18.html
ALTERNATIVE世界の歴史 年表 1867 日本、元枢府誕生倒幕派大名と将軍家が大同団結し大政奉還が成立。その後、煌武院・斑鳩・斉御司・九條・崇宰の五大武家で構成される元枢府を設置。元枢府の長(政威大将軍)は五摂家の当主衆の内一人を皇帝が任命する。首都機能を江戸から京都へ移行、中央集権化が推し進められる。 1939 09.01:第二次世界大戦勃発枢軸国(日独伊)と連合国(米英ソ)の間で行われた全世界的規模の戦争。 1941 12.08:大東亜戦争開戦開戦劈頭より馬来作戦・布哇海戦・比島作戦・香港攻略を開始。 1944 ドイツ、原爆投下一時は欧州のほぼ全域を占領していたドイツだが、欧州反攻の末、米国に2発の原爆を首都ベルリンに投下され降伏。 大東亜戦争(第二次世界大戦)終結日本帝国は条件付き降伏するも、大戦中から顕著化した東西イデオロギー対立による戦後冷戦構造に即時組み入れられ、米国の最重要同盟国として戦後復興を遂げる。史実と異なり、捷一号作戦、天一号作戦、原爆投下等の作戦は実行されず。ソ連軍侵攻も無かった為、樺太・北方領土は帝国領土のまま。 1946 米国、宇宙総軍を創設旧来の陸、海、空、海兵隊、沿岸警備隊に加えて六軍体制に移行。 1950 米欧共同の系外惑星探査プロジェクト・ダイダロス計画スタート衛星軌道への到達→月への有人飛行→大型軌道ステーションの建設→月面開発→恒久月面基地建設→惑星探査→外宇宙惑星探査に至る人類史上最大の総合宇宙計画。アメリカ国立航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)による共同極秘計画として開始されたが、のちに西側各国が参加する世界規模の国際宇宙計画に発展。多段式大型ロケット、軌道往還機、宇宙ステーション、MMUなどが次々と実用化される。表向きはマーキュリー計画、ジェミニ計画、アポロ計画として段階的に公表された。最終的な系外惑星探査計画は、大型探査機「イカロスⅠ」の通信途絶により失敗したと公表された。ソ連も東側陣営と共に同様の計画を進め、当初開発競争をリードしたが、月面到達レースに敗北したため、以降無人探査と低軌道投入技術へシフトした。 日米安全保障条約締結米国はこの条約に基づき占領軍を正式に在日米軍として駐留させ、極東への影響力を強めた。一方、日本帝国は米国の属領という誹りに甘んじながら、その軍事的庇護の下、国力の回復に邁進した。 1955 米国、MMUの大型化を検討無人大型探査機「イカロスⅠ」建造の遅れに対し、建造作業に使用されるMMUの大型化で対応する案が浮上、承認される。 日本、プロメテウス計画に参入ダイダロス計画の参加計画に日本帝国が参入。主に、軌道上での大型探査機「イカロスⅠ」建造作業の分担、素材開発、デブリ処理などを受け持つ。 1956 米国、スーパーカーボンを開発大型軌道ステーション「ホープⅡ」の実験棟にて探査機構造材として開発される。 1957 米国、大型MMU実用化ダイダロス計画の一環で開発された大型MMUが実用化。マニピュレータ作業用のスーパーカーボン製多目的切削ナイフが採用される。 1958 米国、探査衛星ヴァイキング1号が火星で生物を発見画像送信の直後に通信不能となる。その後、相次いで火星探査計画が浮上する。 1959 国連、特務調査機関ディグニファイド12招集火星表面の巨大建造物発見により火星生命が知的生命体である可能性が示唆され、コミュニケーション方法を確立する目的の研究が開始される。 1961 無人大型探査機イカロスⅠ発進核パルス/ラムスクープドライヴを搭載した大型探査機が衛星軌道から発進。大深度宇宙の学術データ回収の他、人類居住可能惑星の発見を目的とした人類史上最大(当時)の宇宙探査が開始される。 日本、帝国航空宇宙軍を創設し、プロメテウス計画を移管プロメテウス計画はNASDAから新設された航空宇宙軍の管轄へ。 1965 日本、65式多目的切削刀を制式採用航空宇宙軍は自軍所属の大型MMU用の補助装備として、スーパーカーボン製多目的ナイフの制式採用を決定。F-4戦術機導入の際に、65式近接戦用短刀と改称され補助兵装として採用される。 1966 国連、オルタネイティヴ計画スタートディグニファイド12が発展的にオルタネイティヴ計画へ移行。世界規模の巨大計画へ昇格。(補足:この時点では「敵対的」と判明していないためBETAとも命名されていない。ほかの無人探査機による言語解析等だったとすると、サクロボスコ以前にオルタ1が開始されていても矛盾はない。) 1967 BETA大戦勃発 月面、サクロボスコ事件国際恒久月面基地「プラトー1」の地質探査チームが、サクロボスコクレーターを調査中に、火星の生命体と同種の存在を発見、その後消息を絶つ。 第一次月面戦争勃発人類史上、初の地球外生物と人類との接触及び戦争の始まり。 異星起源種がBETA:Beings of the Extra Terrestrial origin which is Adversary of human race――『人類に敵対的な地球外起源生命』と命名される 米国、対BETA宇宙兵器の基礎研究開始サクロボスコ事件とそれ以降の戦闘結果を検証した米国国防省が在来宇宙兵器の決戦能力に疑問を提示。政府肝入りで軍産一体となった対BETA宇宙兵器の基礎研究が推進され、新素材から電子工学まで、あらゆる分野での開発プロジェクトが多数提示される。米軍の4軍(陸・海・空・宇宙)共同開発プロジェクト・NCAF-X計画もその一つとして始動。 米国、NCAF-X計画発動サクロボスコ事件とそれ以降の戦闘結果を検証した米国国防省が、在来兵器の決戦能力に疑問を提示。軍産一体の対BETA宇宙兵器開発プロジェクトが多数提示される。 1968 国連、オルタネイティヴ計画を第二段階へ移行戦争状態の現出を受けて、より直接的なBETA生態研究のためにオルタネイティヴ計画は第二段階へと移行。これ以後、前段階をオルタネイティヴ1、現段階をオルタネイティヴ2と呼称することが決定する。オルタネイティヴ2ではBETAの捕獲、生態研究に莫大な予算と犠牲が払われたため、「結果的に得た者は、BETAは炭素生命体という事実のみ」と揶揄され、“失敗した計画”という印象が付きまとうが、実際には代謝低下酵素の発見など人類に対する貢献度は非常に高い。 国連、オルタネイティヴ3予備計画招集BETAとのコミュニケーション方法を模索するというオルタネイティヴ1の失敗に対し、「ESPによって直接思考を読み取る」というソ連案が採択され、ソビエト科学アカデミーの研究に国連予算の提供が開始される。 1970 米国、機械化歩兵装甲ハーディマンの実戦部隊を前線配備人類初のFP(Feedback Protector)兵器を運用する実戦部隊が月面戦争へ投入される。 1971 日本、機械化歩兵装甲の導入と研究開発を決定第一次月面戦争における戦果から、国産可能かつ有効な対BETA兵器としてFPの導入と、それに伴う基礎研究の開始を決定。 1972 欧州、EU統合及びNATO軍再編異星起源種との戦争という状況に後押しされる形で、EC(欧州共同体)がEU(欧州連合)へ発展。 米国、同盟各国に試作戦術機の存在を公表政府の情報公開を受けて、開発メーカーであるマクダエル社が、同盟各国に売り込みを開始。 日本、新型兵器F-4戦術機の導入を即時決定メーカーへの要求仕様の検討に入る。日本機専用装備として近接戦用の長刀を発注。 1973 04.19:中国新疆ウイグル自治区喀什(カシュガル)にBETAの着陸ユニットが落下。中国とBETAの戦闘が始まる。 オリジナルハイヴ(H1 甲1号目標)の建設を開始。 BETA群が西進を開始中国は、優勢な戦況を背景に国連軍の派遣を拒否するが、光線属種の出現により、人類側の航空戦力を無力化される。BETAの物量に抗しきれず、中ソ連合軍側は撤退を重ね戦術核を用いた焦土作戦で対抗するも実質的な効果なし。 ソ連、共産党政府非常事態宣言発令国家の全機能を軍の統制下に組み込み、全国民を軍属に編入。この施策により、非ロシア民族の殆どが兵役に就き、その子息も軍の教育施設で兵士として成育された。 月面、第一次月面戦争終結 プラトー1を放棄するBETAの地球侵攻を受け、国連航空宇宙総軍司令部が恒久月面基地プラトー1の放棄と月からの全面撤退を宣言。月がBETAの完全勢力下に。 国連、オルタネイティヴ3発動直接的な侵攻と驚異の物量に歯が立たない実状を受け、決定的な成果を生まないオルタネイティヴ2が見切られ、ソ連主導のオルタネイティヴ3への移行が決定する。 中国・ソ連、焦土作戦開始異星文明技術の独占を狙う中国は緒戦が優勢に推移した事から国連軍の受け入れを拒否。その後、光線級の出現によって航空兵力が壊滅し一気に劣勢に追い込まれる。同盟国のソ連に救援を求めるも時既に遅く、敗走を重ねた結果、戦術核による焦土作戦に踏み切るがBETAの勢いは全く衰えなかった。 1974 07.06:カナダ、サスカチュアン州アサバスカにBETAユニット落着落下したユニットに対し、米軍が喀什の教訓を生かし着陸とほぼ同時に戦略核の集中運用でBETAを殲滅するが、カナダの半分が汚染され人が住めなくなる。 国連、世界人口の激減を警告国連統計局が世界人口が約30%減少したと発表。原因はBETA大戦の影響。 米国、戦略防衛構想(Strategic Defence Initiative)発表喀什とカナダへのBETAユニット落着に危機感を抱いた米国は、宇宙空間でのBETA着陸ユニットを迎撃する軌道防衛体制の強化を謳った。人工衛星や軌道ステーション、宇宙往還機がBETA光線属種の攻撃対象とならない事実から、衛星軌道上に前哨線を設置し、それまで個別に行われていた空間迎撃、軌道迎撃、高々度迎撃、地表迎撃を統合的に運用し盤石の防衛ネットワークを築く事を提唱。(翌年には国連が国際防衛計画、所謂SHADOWとしてこの構想を採択し世界規模の計画に発展・昇格した) 米国、人類初の戦術機F-4 ファントムを実戦配備補助兵装としてCIWS-1(65式近接戦用短刀)、CIWS-2(74式近接戦用長刀)、WS-16c(突撃砲 105mm滑腔砲・20mm機関砲)を同時に採用。 米国、サイン計画発動 BETA鹵獲技術の研究を開始アサバスカから回収した着陸ユニットの残骸がロスアラモス研究所に搬入され、ウィリアム・グレイ博士指揮の下、敵性先進技術の研究が開始される。 日本、74式近接戦用長刀のライセンス生産開始納入された74式近接戦用長刀のライセンス生産を開始するが、機体は納入されず。アサバスカ事件を受けて、米国議会は北米の対BETA防衛力を優先的に高める法案を決議。最前線である欧州供給枠は据え置かれたため、日本の供給順序が降格される。 日本、戦略防衛構想に参加プロメテウス計画での実績と基礎技術研究を高く評価した米国が、計画への参加を要請。帝国議会はその真意が経済協力であることを見抜きながらも、BETA有事(本土上陸)に抗するには米国の軍事力に頼らざるを得ないため、即時参入を表明。 10月:BETA、マシュハドハイヴ(H02 甲2号目標)建設開始衛星探査により旧イラン領マシュハドに喀什と同様の地表構造物が発見される。更なる調査で門(ゲート)、地下茎構造(スタヴ)等が確認された事からH 02マシュハドハイヴと命名される。これに伴い喀什ハイヴにもH 01の呼称が与えられた。折しも着陸ユニットの宇宙迎撃システム構想が進められる中、ハイヴが分化するという衝撃の事実が判明する。 1975 BETA、ウラリスクハイヴ(H03 甲3号目標)建設開始黒海沿岸を北上したBETA群がソ連領カザフスタン州に侵入。ウラリスクにハイヴが建設される ソ連、共産党政府がハバロフスクに首都機能を移設BETAの侵攻に圧迫される形で共産党政府はハバロフスクに首都機能を移設。国内主要産業や軍需産業の疎開が始まる。 米国、HI-MAERF計画開始人類未発見元素・グレイ11を応用したハイヴ攻略兵器「XG-70」と専任護衛戦術機「XF-108」の開発が始まる。ロックウィード、ノースアメリカーナ、マクダエル・ドグラムが三社合同プロジェクトとして受注。 国連、対宇宙全周防衛拠点兵器群建設開始二度にわたるBETA着陸ユニットの飛来を受け、国連安保理にて大気圏外迎撃システムの構築が決定。月軌道監視網・L1早期核投射プラットフォーム・地球周回軌道核攻撃衛星群による最終迎撃ラインの3つを柱とする対宇宙全周防衛拠点兵器群「シャドウ(SHADOW:Spaceward Hardwares for All-Round Defensive Ordnances and Warheads)」を構築開始。 日本、空軍を解散し、陸、海、航空宇宙の各軍に再編 ソ連、MiG-21 バラライカを配備開始 中国、殲撃8型を配備開始 1976 BETA、ユーラシア大陸を北進喀什から西進していたBETA群は東欧一帯を勢力下に収めた後に北進、ソ連領ヴェリスク・ミンスクの2ヶ所にハイヴの建設が開始される。 BETA、ヴェリスクハイヴ(H04 甲4号目標)建設開始 BETA、ミンスクハイヴ(H05 甲5号目標)建設開始 日本、曙計画始動F-4の導入に伴い、帝国軍・民間企業合同の戦術機開発・運用技術研修プロジェクト「曙計画」が始動。合同研修チームが米国に派遣される。世界的な戦術機供給不足を解消するため、米国は同盟国に対し戦術機開発を奨励し、各国の技術研修チームの受け入れを開始。F-4供給順の降格に失望した帝国国防省は独自開発を強く進言し、派遣へと繋がった。 米国、F-5 フリーダムファイターを輸出開始量産性の高さから欧州に優先的に供給され、アジア枠は3割以下となる。 米国、F-11 タイガーを配備開始開発メーカーであるグラナン社は、F-4供給の順番待ちをしている日本などアジア各国に対し売り込みを開始する。扱いやすい機体であったが試作機の改良に伴う重量増が主機の出力不足を引き起こし、短期間でF-4に代替された。改良型の売り込みが斯衛軍にも行われた。 日本、F-4J 撃震の試験運用開始戦技研及び教導部隊への部隊配備が開始される。日本へのF-5及びF-11の売り込みが激化。F-4キャンセルを恐れたマクダエルは対抗策として一個中隊12機と、その運用に必要な周辺機材や部品を先行納入する。 仏、ミラージュⅢを配備開始 英国、独、伊、トーネードを配備開始 スウェーデン、J-35 ドラケンを配備開始 イスラエル、クフィルを配備開始 1977 BETA、ウラル山脈に到達ウラル山脈の南端に達した喀什のBETA群がソ連領に侵攻。ソ連北西部までをその支配下に置き、ソ連領バルバシ湖の北にエキバストゥズハイヴの建設を開始した。 BETA、エキバストゥズハイヴ(H06 甲6号目標)建設開始 世界、各国でオルタネイティヴ計画誘致の動き他国に対BETA戦略のイニシアチヴを持たれることを嫌った国々が、次期オルタネイティヴ計画を見越した基礎研究分野に大規模な予算配分を開始する。なかでも米国はBETA由来技術(アサバスカ事件で鹵獲したG元素)などを精力的に研究しオルタネイティヴ計画の主導権争いで優位に立つようになった。 オルタネイティヴ3による対BETA陽動効果の実証実験開始オルタネイティヴ3で確認されたBETAに対する陽動実験の追試がユーラシアの各戦線で本格的に行われ始める。その結果、BETAの戦術情報伝播モデル(各ハイヴに独立した作戦立案機能と支持命令系統が存在するという考え、情報を収集したBETAがハイヴに戻ると約19日間で全個体にその情報が行き渡り、その後同一派生系に属する全てのハイヴにその情報が即時伝播されてしまう。以降その情報に対してBETAは何らかの対策を打ってくる事が有り、2001年の歳末にはその動きが非常に多く見られた)の推定までに至った。 日本、77式(F-4J) 撃震の実戦配備開始F-4実戦部隊が稼働開始。西部方面隊第8師団が優先される。 米国、A-6 イントルーダーを配備開始戦術機史上初の水陸両用機。長距離侵攻用の母機となるソードフィッシュ級中型潜水艦も同時に配備が開始される。 1978 東ドイツ、月光の夜(モントリヒトナハト)事件東ドイツ国家人民軍(NVA)の高級将校を中心とした反体制派によるクーデター未遂事件。 欧州、パレオロゴス作戦NATO・ワルシャワ条約機構連合軍によるミンスクハイヴ(H05 甲5号目標)攻略作戦。2ヶ月の激戦後、全欧州連合軍を陽動に、ソビエト陸軍第43戦術機甲師団・ヴォールク連隊がミンスクハイヴ地下茎構造への突入に成功するも数時間後に全滅。後に「ヴォールクデータ」と呼ばれる貴重なハイヴ内の観測情報を人類にもたらす。 BETA、ユーラシア北西部制圧パレオロゴス作戦の報復であるかのようなBETAの一大攻勢によりソ連は東西に分断され、前作戦で消耗しきった欧州戦線が全面瓦解。ユーラシア北西部から人類は完全に駆逐される。 BETA、スルグートハイヴ(H07 甲7号目標)建設開始ソ連領スルグートにハイヴが建設される。 中東、第一次聖戦連合軍結成BETA侵攻圧力に抗する為、中東諸国は聖戦を宣言。宗派の枠を超えて一斉反抗作戦を展開し、一時的に戦線の押し上げに成功する。 ソ連、オルタネイティヴ3本拠地を疎開BETAの侵攻を受けて、ノボシビルスクのオルタネイティヴ3本部がハバロフスクへの移設される。 米国、A-10A サンダーボルトⅡを実戦配備フェイアチルド社が開発した拠点防衛と支援に特化した重戦術機、 サンダーボルトⅡの実戦配備が開始される。同機の高い戦車級浸透阻止能力は特に欧州戦線において高い評価を得た。 1979 米国、ムアコック・レヒテ機関の臨界実験成功カールス・ムアコック博士とリストマッティ・レヒテ博士の共同実験が成功。抗重力機関技術が確立される。 米国、サンタフェ計画発動HI-MAERF計画参加者より、「ML理論に基づく戦略的破壊兵器に関する覚書」が大統領・ハリー・オラックリンに対し極秘裏に提出された。同年、ML機関をより単純な臨界超過反応兵器として応用する別計画がスタートした・・・G弾開発計画の幕開けである。 米国、戦術機生産技術移転を制限各国の技術習得が進み現地生産などによる前線の戦術機不足が解消され始めた事を受け、米国議会は次世代戦術機生産技術の対外移転を禁止する法案を可決。 日本、教育基本法改正優秀な対BETA主力兵器の衛士を育成するため、英才教育環境と適性者抽出システムの構築が開始される。 日本、曙計画終了第一世代戦術機開発・運用に関わる基礎技術の習得が完了する。 国連、バンクーバー協定発効統括の無い戦闘がBETA支配域急拡大を招いたとし、ハイヴ攻略作戦をはじめとした対BETA戦争を国連主導にて行う事が国連安保理決議として採択される。加盟各国の対BETA交戦権は自衛権及び集団的自衛権に限定され、鹵獲品も国連管理下とする事が明文化された。 1980 欧州、ECTSF(European Combat Tactical Surface Fighter)計画始まる英・独・仏を初めとするNATO各国が同計画に合意。1985年の実用化を目標として、各国共同研究が始まる。 国連、アジア及び欧州各国の政府及び難民の受入先の仲介交渉を開始 ソ連、米国に対しアラスカ売却を打診売却は拒否されるが、租借という方向で協議が進む。 ソ連、MiG-23 チボラシュカを配備開始 米国、LWTSE計画始動近接戦用戦術機技術研究の一環として、軽量・小型且つ高い機動性をもった機体の技術実証試験が始まる。この計画によりYF-16,YF-17が開発された。制式化の予定は無いとされた計画だったが後にHi-Low-Mix構想の出現を受け、実戦機開発計画へと昇格した。 日本、徴兵制度復活欧州、アジアの各戦線に於ける人員損耗率を鑑み、帝国議会は陸軍戦力の再編と増強を決定。これに伴い徴兵制度が復活した。 1981 BETA、北欧圏へ進攻78年のBETA一大進攻により兵力が弱体化した中ソ連合軍、欧州連合軍はBETAに押されるような形で北欧最後の砦であるスカンジナビア半島に後退、10年以上続く北欧戦線は更に過激さを増す。 BETA、ロヴァニエミハイヴ(H08 甲8号目標)建設開始スカンジナビア半島に侵入したBETA群が、フィンランド領ロヴァニエミにハイヴの建設を開始。 欧州、ダンケルク作戦発動BETAの西欧州進攻を受け、欧州各国は文明・民間人をアフリカ、南米、東南アジアへ脱出させるダンケルク作戦を発動。以降1984年まで継続。(*1) 米国、ATDP計画始動米国防総省高等研究計画庁(DARPA)、陸軍、NASAによる第3世代機技術を模索・確立する為の先導技術実験機計画。実験機X-29が製造された。 国連、SHADOWの部分運用開始 日本、81式(A-6J) 海神を配備開始 仏、ミラージュ2000を配備開始 1982 米国、ソ連のアラスカ租借を議会承認 期限は50年間当該地域住民の移送が始まる。また、ソ連でも各方面で移設準備が開始される。同時に米国は軍事的な保険措置として、米ソの国境を跨ぐ形で存在するユーコン基地とその周囲の地域を、国連に50年間無償貸与した。 日本、82式(F-4J改) 瑞鶴を配備開始 日本、国産次世代機開発研究機構発足82式開発の純国産開発挫折を受け、対米技術格差を埋めるべく、官民一体の国産次世代機開発の統合研究が開始される。 米国、F-14 トムキャットを配備開始本格的な第二世代戦術機の実戦配備が始まる。 1983 欧州、海王星(ネプトゥーン)作戦ポーランドに展開するBETAの誘出撃滅と、それによる欧州の戦況好転を目的とした国連軍、米国軍、欧州連合軍、ワルシャワ条約機構軍による4軍合同の一大反攻作戦。投入兵力の総計は、艦艇300隻、戦術機500機、ヘリ400機、総員兵数30万人以上。(*2) 喀什のBETAの西進が進み、西欧州が主戦場になり始める。欧州連合軍は河川部を駆使した遅滞防御を行ったが、奮闘も虚しくベルリンが陥落。 米国、ATSF計画始動BETA大戦後の世界を見越した次世代戦術機の開発が米国で開始される。 日本、耀光計画始動ATSF計画始動を受け、国産次世代機開発研究機構は目標を第3世代機開発へと方針転換。 欧州、EU本部をロンドンへ移転EUは本部機能をブリュッセルからロンドンへ移転。ベルファストの本部が完成するまでの一時的措置。 ソ連、MiG-27 アリゲートルを配備MiG-23の強化改修型であるMig-27は、配備時には既に旧式化していた機体だったが、MiG-21を代替する主力機として長年ソ連軍を支え続けた。 1984 BETA、本格的な南進を開始ヒマラヤ山脈を迂回した喀什由来の大規模BETA群がインド亜大陸に侵入。中近東方面からの侵攻を受けたインド亜大陸各国軍は、ヒマラヤ山脈を盾に東南アジア諸国と緊密な連携を保ちながら約10年間持ち堪えるが、結局物量に圧され、スリランカに連合司令部を移設し防戦を継続した。 BETA、アンバールハイヴ(H09 甲9号目標)建設開始イラク領アンバールにハイヴの建設が開始される。これにより、中東戦線は大きな撤退を強いられると同時に石油資源の不足が深刻なものとなりつつあった。 BETA、ノギンスクハイヴ(H10 甲10号目標)建設開始 日本、非炭素系疑似生命の基礎研究開始帝国大学の霧山教授は、開示された歴代オルタネイティヴ計画の研究データを精査し「人間よりもコンピューターに強い反応を示すBETAに対し、炭素生命体によるコミュニケーションは不可能」という仮説を導き出し、非炭素構造擬似生命に関する論文をまとめた。欧州各国の敗走に危機感を募らせた帝国政府は、国連軍を防衛戦力として国内駐留させるための方策として次期オルタネイティヴ計画の誘致を決定。霧山仮説とその論文を極秘とし、国費による非炭素構造擬似生体と擬似生命プログラムの基礎研究を開始した。 ソ連、MFPTI計画始動MiG-23/27の失敗を挽回すべく、米国のATSF計画に対抗する多機能前線戦術機計画(MFPTI=МФПТИ)が開始される。 国連、SHADOWの運用開始地球周回軌道での核攻撃をベースとした最終防衛ライン「アーテミシーズ」が完成。L1早期核投射プラットフォーム「スペースワン」で目標を変更仕切れなかった場合の対処が可能となる。 米国、F-15C イーグルを配備開始マクダエル・ドグラム社のF-15C イーグルが配備開始。F-4更新機として開発され、遠近共に高い対BETA戦性能を誇る汎用第2世代戦術機として世界各国で採用された。 1985 BETA、ブダペストハイヴ(H11 甲11号目標)建設開始ハンガリー領ブダペストにハイヴの建設が開始される。これにより、欧州戦線でのBETAの侵攻は更に勢いを増す。 日本、オーストラリア、オセアニア諸国と経済協定締結帝国政府は西日本が戦場になった場合を想定し、国内の主要産業、各種重工業や製造業等の生産拠点を海外に新設する方針を固め、オセアニア圏、ニュージーランド、オーストラリア等の各国に工業プラントを相次いで建設。 ソ連、国家基幹機能のアラスカ移転が完了オルタネイティヴ3本拠地、ハバロフスクからアラスカ州タルキートナへ政府機能や軍事施設に続き、基幹産業、各種生産基盤そして多くのロシア人の疎開が完了。以降ソ連軍は、ベーリング海を挟んだ極東ロシアを絶対防衛線として位置付け、国土奪還の戦いを続ける。 EU、BETA侵攻により、西独、仏が相次いで陥落。パリ攻防、ダンケルク撤退戦に続いて英国本土攻防戦始まる。 仏、ECTSFの主機選定で自国製主機の採用を強硬に主張。英、西独と対立し、翌年にECTSF計画から脱退する。 1986 BETA、リヨンハイヴ(H12 甲12号目標)建設開始フランス領ローヌ県リヨンにハイヴの建設が開始される。英国本土への侵攻に続き、イベリア半島へのBETA侵攻が開始される。 米軍、F-16 ファイティングファルコンを配備開始F-14、F-15の調達コスト高騰への対策として「Hi-Low-Mix」構想を策定した米国政府は、技術研究目的のLWTSF(Light Weight Tactical Surface Fighter)計画を実戦機開発に格上げし、ゼネラルダイノミクス社開発の第2世代戦術機F-16を完成させる。同機はF-5Eを更新する軽量戦術機として多くの国で採用された。 アジア、中国と台湾が対BETA共闘条約に調印 統一中華戦線が誕生 08.18:日本、次期主力戦術機選定に関して、日米合同演習を実施日本帝国の次期主力戦術機選定に向けた日米合同の異機種間戦闘訓練(DACT)が、矢臼別演習場で行われる。本演習に於いて帝国斯衛軍の巌谷大尉はF-4j改でF-15を破るとい快挙を成し遂げた。 日本、帝国本土防衛軍を創設帝国軍は戦線の本土接近を鑑み帝国軍参謀本部直轄の国内展開専任部隊・本土防衛軍を創設。自国領の死守を戦略目標として軍組織を再編。 スウェーデン、JA-37 ビゲンを配備開始 EU、米国からのF-15、F-16輸出攻勢が強まる。それに伴い、西独がECTSF計画の大幅な遅延を理由として、同計画からの撤退とF-15導入を示唆。 1987 欧州、欧州各国政府が英国とグリーンランドへ避難BETA群の本格的な西進に抗しきれず、難民の欧州大陸脱出を支援するためポルトガル領内に踏みとどまっていた各国政府が、英国領やグリーンランド、カナダなどに首都機能を移設。領土を失った各国の軍隊は、以降国連軍の指揮下に編入された。 7月:米国、五次元効果爆弾(通称G弾)の起爆に成功ニューメキシコ州ホワイトサンズで行われた「モーフィアス実験」にて小規模ながらG弾の制御された起爆に成功し、G弾実用化への道を開いた。 11月:米国、HI-MAERF計画の中止を決定計画の遅延に加え、より安価で実用的なG弾の実用化に目処が立ったため、国防省が中止を決定。 日本、琵琶湖運河の浚渫工事が始まるインド亜大陸の戦況悪化を重く見た日本帝国は、かねてより国連から要請されていた大陸派兵の検討を開始。それに伴い、帝国軍参謀本部直轄の国内展開専任部隊として本土防衛軍を創設するなど、将来予想されるBETA本土進攻への対応を開始。琵琶湖運河にも再び脚光が浴びせられ、浚渫工事を着工。大阪湾・伊勢湾-琵琶湖-敦賀湾を結び、帝国海軍が保有する紀伊級戦艦(基準排水量70,000t級50サンチ砲戦艦)や30万tクラスのタンカーも通行可能とするため再整備された。 米国、F-18 ホーネットを配備開始 ソ連、MiG-25 スピオトフォズを配備開始 EU、実質的な単独開発国となっていた英が、ECTSFの要求仕様を、近接機動格闘戦能力を重視した第三世代水準機へ転換すると発表。 国連、日本帝国及びオーストラリアの常任理事国入り。常任理事国が米英仏ソ中日豪の7カ国になる。但し、日豪の拒否権は20年間(2007年まで)凍結。 1988 日本、教育基本法全面改正衛士の育成を主眼に置いた全面的な法改正。義務教育科目の切り捨てや大学の学部統廃合が始まる。 米国、国連に次期オルタネイティヴ計画案を提示オルタネイティヴ3に見切りを付けた米国が次期予備計画の招集を待たず、新型爆弾(G弾)によってハイヴを一掃する対BETA戦略を計画案として提示。G弾を限定的に使用し外縁部のハイヴを攻略。G元素の獲得→G弾の量産というサイクルを繰り返し、最終的に大量のG弾による飽和攻撃でオリジナルハイヴを含むユーラシア中心部のハイヴを一掃するというもの。 国連、トライアッド演習実施国連宇宙総軍と米国戦略軌道軍は光線属種の迎撃基準を検証するための物質投下試験を合同で実施。積載物の内容に関らず、落着予測地点付近の重光線級のみが迎撃を行い、一定距離以遠では一切反応しないことが判明。詳細原理は不明ながらも、低軌道衛星、HSSTの定常的な配備を大きく後押しする結果となる。 香月夕呼14歳、因果律量子理論の検証を始める 1989 国連、米国が提案した次期オルタネイティヴ計画案の不採用を決定オルタネイティヴ3の成果に対する評価の違いと、ユーラシア各国が影響を予測できない新型兵器の使用に反対したことが主な不採用の理由。これによって米国は国連に深く失望し、独自の対BETA戦略を強行する方針を固める。国連内部に対するあからさまなロビー活動が開始される。不採用案はより尖鋭化し、最終的にオルタネイティヴ5へと繋がった。 国連、SHADOW初迎撃に成功月面より飛来したBETA着陸ユニットと思われる物体に対し、対宇宙全周防衛拠点兵器群 SHADOWによる迎撃を初展開、この軌道を逸らせることに成功する。ただし、この物体が実際に着陸ユニットであったかにういては議論が分かれている。 中東、アラビア半島での戦闘が激化 帝国国防省、第二世代戦術機F-15イーグルの試験導入、ライセンス生産を開始純国産戦術機開発計画の停滞を打開するため、技術検証を目的とした試験導入。予定調達機数は120機 06.15:北アフリカ、スエズ戦線にて、約4ヶ月に渡るスエズ防衛戦始まる。 1990 BETA、ボパールハイヴ(H13 甲13号目標)建設開始インド領ボパールにハイヴの建設が開始される。欧州撤退の後、喀什ハイヴ攻略に備えてインド方面を重視していた人類は、同方面での徹底抗戦を打ち出した。 喀什のBETAが本格的な東進を開始カシュガルハイヴから出現した大規模BETA群が東進を開始。ユーラシア北東部、東アジア、東南アジアが主戦場となる。統一中華戦線とソ連、東南アジア各国は激しい防戦を繰り広げるも、物量に圧されて戦線は徐々に後退した。 米国、ATSF計画終了 YF-22が選定されるロックウィード社のYF-22とノースロック社のYF-23による4年に渡る競合開発の結果、米国軍の戦略に即しコスト面でも優れるYF-22が次期主力戦術機に選定される。1年間の運用試験が実施された後に制式採用が決定しF-22の制式番号が与えられる。 ソ連、MiG-31 ブラーミャリサを配備開始ミヤコム・グルビッチ設計局によるMig-25の強化改修型の第2世代機Mig-31の実戦配備が開始される。 1991 日本、帝国議会が大陸派兵を決定BETAの東進を自国の危機と判断した日本は、東アジア戦線への帝国軍派遣を帝国議会で決定する。帝国軍は大陸派遣軍を創設し、戦術機甲部隊を中心とした大兵力を前線に投入した。 G弾実用化。それに伴いF-22懐疑論が発生。 香月夕呼17歳、帝国大学・応用量子物理研究室に編入弱冠17歳の学徒が説いた独自理論「因果律量子論」の論文がオルタネイティヴ計画招致委員会の目に止り、次期計画案の基礎研究を進める帝国大学・応用量子物理研究室への編入が認められた。 米国、DRTSF計画始動F-22も調達難航を受け、既存機に近代化改修を施し次期主力機配備までの空白と機体不足を埋めるべく計画された統合任務戦術機開発計画。計画に応募したマクダエル・ドグラムとゼネラルダイノミクスからF-15EとF-16XLが提案されたが、後に兵装搭載量、拡張性、調達コストに優れるF-15Eが制式化された。 1992 BETA、敦煌ハイヴ(H14 甲14号目標)建設開始中国領敦煌にハイヴの建設が開始される。後に重慶を始めとする北東アジアや東南アジアを脅威に晒す一大拠点となる。 BETA、クラスノヤルスクハイヴ(H15 甲15号目標)建設開始ソ連領クラスノヤルスクにハイヴの建設が開始される。BETAのあまりに急激な東進に極東でも危機感が高まる。 印度、インド亜大陸反攻作戦・スワラージ作戦発動インド亜大陸での勢力挽回を懸けて発動されたボパールハイヴ(H13 甲13号目標)攻略作戦。国連が主導し、アフリカ連合と東南アジア諸国が参戦した。宇宙戦力が初めて投入され、軌道爆撃や軌道降下部隊など、その後のハイヴ攻略戦術のセオリーが確立した。オルタネイティヴ3直轄の特殊戦術情報部隊が地下茎構造に突入、リーディングによる情報収集を試みるも成果はなく、ほぼ全滅した。この作戦以降、「間引き」に乗じた小規模部隊によるゲリラ的な突入作戦が散発的に繰り返される。 中国、重慶防衛線を構築敦煌ハイヴ(H.14甲14号目標)から溢れ出た大規模BETA群が南シナ海方面に向け進撃を開始。統一中華戦線、帝国軍大陸派遣部隊及び韓国・ベトナムの義勇軍は重慶市北方より流れる嘉陵江に防衛線を構築。各軍は奮戦するも昨年から行われてきた遅滞作戦の疲弊もあり、年明けに戦線は崩壊する。殿軍は大陸派遣軍 北部方面第7師団 第71戦術機甲連隊 第2戦術機甲大隊が預かり、撤退までの間避難民を死守した。 日本、飛鳥計画始動帝国城内省が国防省の耀光計画に相乗りする形で、瑞鶴の後継機たる斯衛軍次期主力戦術機開発計画を開始する。 ソ連、Su-27 ジュラーブリクを配備開始Su-27は、スフォーニ設計局がグラナン社からF-14の技術情報の提供を受けて開発した第2世代機だが、初期型はトラブルが多く衛士には不評だった。その後、改良型であるSu-37の登場によって調達は早期に打ち切られた。 1993 BETA、重慶ハイヴ(H16 甲16号目標)建設開始中国領重慶にハイヴの建設が開始される。嘉陵江戦線が崩壊して以降、統一中華戦線は九-六作戦等で戦況の好転を図るも何れも功を奏さず核を使った撤退戦が続いた。 BETA、全欧州大陸を完全制圧最後まで抵抗を続けていた北欧戦線が瓦解し、欧州連合軍司令部が全軍の撤退と欧州の放棄を宣言。これ以降、欧州各国は大陸沿岸の島嶼部に前線基地を設置し、来るべきユーラシア奪還作戦に備え「間引き」を続けていく。 中国、九-六作戦発動大連に向かう大規模BETA群の殲滅を目的とした中韓連合軍の要撃作戦。日本帝国の大陸派遣軍も側面支援として参戦したが、BETA群の奇襲に遭い二個大隊が壊滅した。後、戦術核の運搬により大連侵攻は回避、帝国軍の本隊は哈爾浜に一時撤退を強いられた。 神宮司まりも19歳、死の8分を越える 1994 BETA、インド亜大陸占領喀什から南進したBETA群は、この年インド亜大陸を完全に支配下に置く。これによってBETAの東進が勢いを増し、中国戦線は泥沼の様相を呈していった。領土を失った各国の軍隊は、以降国連軍の指揮下に編入された。 日本、帝国議会で徴兵対象年齢の引き下げを柱とした法案を可決後方任務に限定した学徒志願兵の動員を開始。 国連、オルタネイティヴ4予備計画招集日本、カナダ、オーストラリアがオルタネイティヴ第四計画本部招致に立候補。予備計画の招集を受け、本部招致レースが国連常任理事国間の政治問題に発展する。 香月夕呼20歳、国連に招聘され因果律量子論の検証を進める 2月:94式戦術歩行戦闘機「不知火」を配備開始富嶽、光菱、河崎の3社共同開発による念願の純国産機・94式不知火は、89式陽炎のライセンス生産を経て、ようやく実戦配備に至った。世界初の第3世代準拠戦術機として高性能を誇ったが、拡張性に乏しい突き詰めた設計が、後年改修計画の紆余曲折を招いた。 米国、F-18E/F スーパーホーネットを配備開始F-18E/Fは、F-18をアップグレードした機体で高い総合性能を有していた。コストパフォーマンスの良い同機の完成と配備は、それまで海軍主力機の絶対的な地位を守り続けてきたF-14を退役へと追い込んだ。 統一中華戦線、殲撃10型を配備開始統一中華戦線とイスラエルが水面下で共同開発した殲撃10型が実戦配備を開始。F-16Cをベースに盛都とIEIが共同開発した第2世代機であり、最も成功したF-16派生機となった。 ソ連、MiG-29 ラーストチカを配備開始ミヤコム・グルビッチ設計局の開発によるMig-29は、機動性と近接格闘戦能力を極限まで高めたソ連製第2世代機の集大成とも言うべき高性能戦術機であったが、国内調達は振るわず、海外にその活路を求めた。 EU、ユーロファイタス社、ECTSF技術実証機、ESFP(Experimental Surface Fighter Program)を完成。各国へのアピールを目的とした技術実証機運用部隊"レインダンス"中隊を編成し、英国政府の支援の下で国連欧州方面軍へ派遣する。 1995 兵士級BETAが初めて確認される 国連、オルタネイティヴ4に日本案の採用を決定 オルタネイティヴ3を接収へオルタネイティヴ第四計画は帝国大学に所属する香月夕呼博士の案が採用され、即時本計画に格上げされる。急な決定に本部施設の建設が間に合わず、仮説本部を帝国大学・応用量子物理研究等に設置。香月博士はオルタネイティヴ4の総責任者に就任。異例の早期格上げが実現した裏には、尖鋭化した自国案の復活を目論む米国の強引なロビー活動に対する国連側の反発が存在した。 AL4、00ユニットの開発に着手選定候補者の受け皿として、接収を予定していた帝国陸軍白陵基地に計画直属の衛士訓練学校を設立。 日本、オルタネイティヴ4の招致決定に伴い、更に多くの帝国軍施設を国連軍に開放 日本、18歳以上の未婚女性を徴兵対象とする修正法案可決 国連、ブルーブック計画を発動 ソ連、ポールナイザトミーニィ計画を発動 国連、世界人口がBETA大戦前の約50%まで減少したと国連統計局が発表 米国、F-15E ストライクイーグルを配備開始 1996 アジア各国がオセアニア、オーストラリア各地に臨時政府を樹立戦闘地域のアジア各国が、オーストラリアとオセアニア諸国に援助を要請、国家機能の移転を開始する。マレーシアやシンガポールは2001年現在も自国領を維持している。 東南アジア、大東亜連合設立領土を失った国々の多くは、国連軍の直接的な指揮下に編入されることを良しとせず、大東亜連合を結成して間接的に連携する道を選択した。これはスワラージ作戦が国連の秘密計画のために強行されたことに対する不信感から。 キリスト教恭順主義派が急速に拡大 その抗議活動やデモンストレーションが活発化する 国連、オルタネイティヴ5予備計画招集国連の強引な格上げに対する不安と、日本案のあまりに荒唐無稽な内容に対する保険的措置として第五予備計画の招集をアメリカが提案。それを南アメリカ及びアフリカ諸国が後押しする形で可決された。 国連、プロミネンス計画発動オルタネイティヴ5予備計画の招集は「米国が焼き直したG弾集中運用案を通すための呼び水に過ぎない」とするユーラシア諸国が提唱した先進戦術機技術開発計画が開始され、アラスカの国連軍ユーコン基地が本拠地に決定。基地の拡張工事が開始。 日本、帝国議会が男性徴兵対象年齢の更なる引下げを含む修正法案可決事実上の学徒全面動員へ。 日本、北九州を始めとする九州全域に第2種退避勧告が発令。 統一中華戦線、殲撃11型を試験配備 スウェーデン、第三世代戦術機、JAS-39 グリペンを配備開始 1997 BETA、アラビア半島を制圧10年以上BETAの侵攻を持ちこたえていたアラビア半島の戦線が瓦解。アフリカ連合軍と中東連合軍はスエズを渡って前線を再構築し、アフリカ大陸への侵入を辛うじて食い止めた。 欧米、ダイダロス計画成功 NASAがイカロスⅠの信号を受信蛇遣い座バーナード星系に適合度AAの地球型系外惑星を発見。これを受けて米国はユーラシア各国の主張に配慮し、系外惑星への避難を加えた次期オルタネイティヴ計画修正案を提出。あまりのタイミングの良さに、自国案を通すためのでっち上げだという指摘もある。 国連、オルタネイティヴ5予備計画が米国案に確定 AL5、ラグランジュ点での巨大宇宙船計画がスタートする事実上オルタネイティヴ計画が並立するという異常事態に。この件が切っ掛けとなり、カナダを含むオセアニア、ユーラシア諸国と、アメリカを中心とするアフリカ、南アメリカ諸国の対BETA戦略の差が明確になる。 AL4、A-01連隊発足オルタネイティヴ第四計画直属の特殊任務部隊が発足。 台湾、総督府が中国共産党政府の台湾受け入れを表明 日本、97式 吹雪を配備 ソ連、Su-37 チェルミナートルを配備 1998 日本、朝鮮半島撤退支援作戦・光州作戦発動1998年、国連軍と大東亜連合軍の朝鮮半島撤退支援を目的とした作戦。後に光州作戦の悲劇と呼ばれる彩峰中将事件が発生する。 夏:重慶ハイヴから東進したBETAが日本上陸北九州を初めとする日本海沿岸に上陸し、わずか一週間で九州・中国・四国地方に侵攻犠牲者3600万人 日本人口の30%が犠牲となる(この時点で世界人口の60%が死滅している)近畿・東海地方に避難命令。2500万人が大移動を開始する(一部はオーストラリアへ)。一ヶ月に及ぶ熾烈な防衛戦の末、京都陥落(8/15)。首都は京都から東京に移される 9/25 佐渡ヶ島陥落 米軍は日米安保条約を一方的に破棄して撤退佐渡島ハイヴの建設に伴い長野県付近でBETAの侵攻が停滞。その間に米国は日米安保条約を一方的に破棄し在日米国軍を撤退させた。 仙台第二帝都への首都機能移設準備が始まる AL4、オルタネイティヴ4本拠地の移設を開始共に仙台への移設を開始。白陵基地の衛士訓練学校も同様の措置が採られた。 BETA、東進再開、首都圏まで侵攻し、西関東が制圧下に 帝国軍白陵基地壊滅BETA群は帝都直前で謎の転進。伊豆半島を南下した後に進撃が停滞、以降は多摩川を挟んでの膠着状態となり、24時間体制の間引き作戦が続く。 BETA、横浜にハイヴを建設開始偵察衛星の情報により横浜ハイヴ(H22 甲22号目標)確認される。 国連軍総司令部は、カムチャツカ-日本-台湾-フィリピンからアフリカ-イギリスに至る防衛線による、ユーラシア大陸へのBETA封じ込めを基本戦略として決定 香月夕呼博士、国連に横浜ハイヴ攻略作戦を提案国連司令部は即時承認。大東亜連合に参戦を打診。 日本、帝国議会が女性の徴兵対象年齢を16歳まで引き下げる修正法案を可決 国連、アラスカ州ユーコン基地の拡張工事が完成する EU、ECTSF先行量産型、英国陸軍試験部隊へ引き渡し開始。機体正式名称を「EF-2000 タイフーン」と決定。 仏、独自開発の第三世代戦術機、ラファールを実戦配備開始 米、F-22A ラプター先行量産型の実働部隊での運用を開始 1999 国連、本州奪還作戦・明星作戦国連軍と大東亜連合によるアジア方面では最大、BETA大戦においてはパレオロゴス作戦に次ぐ大規模反攻作戦。横浜ハイヴの殲滅と本州島奪還が優先戦略目的。 08.05:米軍が二発のG弾を使用する。人類史上初ハイヴの奪還に成功。 各国でG弾脅威論が噴出する明星作戦で目の当たりにしたG弾のあまりの威力に、ユーラシア各国ばかりではなくアフリカ諸国の一部でも脅威論が噴出し始める。それとは逆に、米国案を元々支持していた国々は、威力の実証によってより強硬にG弾の使用を主張し始める。 香月夕呼博士、国連に横浜基地の建設を要請オルタネイティヴ4の本拠地として、横浜ハイヴ跡地上に国連軍基地の建設を要請。国連は即時承認。横浜基地建設着工と同時に国連軍司令部は米軍に即時撤退命令を下す。即時承認の主な理由は、米国が強引に推進する第五予備計画に対するG弾脅威派の牽制。 米・ボーニング社、フェニックス構想始動F-15強化策の実証実験がユーコン基地で始まる。ボーニング社の戦術機開発部門が提唱した、パーツ換装や軽易な改修でF-15を安価に第三世代機相当性能に強化する構想。 ソ連、Su-47 ベルクートを開発スフォーニ設計局が独自開発したSu-37の強化試験機。 米国、A-12 アベンジャーを配備開始 2000 1月:国連横浜基地、オルタネイティヴ4占有区画稼働開始1月の段階でオルタネイティヴ計画占有区画が完成し、研究機関が帝大より移設される。それに伴い、帝国軍練馬駐屯地に仮移設されていた衛士訓練学校も移設。 2月:帝国斯衛軍、純国産第三世代戦術機「武御雷」配備開始 5月:EU、EF-2000 タイフーン、英国陸軍、及び国連欧州方面軍に実戦配備開始。供給の優先順位から、国連初の配備部隊に西独軍"ツェルベルス"大隊が選定される。 米国、米国議会内にもG弾脅威論噴出 G弾脅威論が反オルタネイティヴ計画思想に発展キリスト教恭順主義に傾倒した国連職員によってG弾爆心地の写真と様々なデータが暴露され、その実状に触れた米国議会内でもその使用に疑問を持つ派閥が現れ始める。同時に、G弾脅威論に賛同していた国々の中に、オルタネイティヴ計画そのものの是非を問う動きが出始める。 日米共同戦術機開発計画・XFJ計画を承認米国の持つ最新戦術機開発技術の習得を目的とした、94式戦術機改修機開発計画が帝国議会に承認される。F-4の耐用年数が迫る中、その代替機となる次期戦術機の機種選定を巡って議論が紛糾。巌谷榮二中佐の提唱した日米共同開発計画案が、米国の最新技術を盗み、日本の開発技術の底上げを行うという建前を落とし所に採用された。一方米国でも、XFJ計画の受注元であるボーニング社の活発なロビー活動の結果、反オルタネイティヴ5派閥の取り込みが成功し議会承認された。 2001 国連横浜基地、実稼働開始7割程度の完成度ではあったが、主要な基地機能が概ね100%の稼働状況に達したため、全面開設が認可される。未完成部分の工事は継続。 香月夕呼博士、米国のオルタネイティヴ支持派と会談オルタネイティヴ4を支持する政財界の代表団が香月博士と秘密裏に接触し、HI-MAERF計画接収を協議セットアップしたのは帝国情報省・外務二課の鎧衣左近である。同時に反オルタネイティヴ5派にも接触工作を仕掛けた。 2月:BETA新潟上陸。 3月:F-22Aラプター部隊配備開始。 5月:XFJ計画、始動 8月:BETAカムチャツカ半島東岸部侵攻。 08.28:XFJ計画、不知火・弐型ロールアウト 9月:国連ユーコン基地に於いて、大規模テロ発生。 11.11:BETA新潟上陸。 11.29:国連横浜基地に於いて、極秘裏に新概念OS(のちのXM3)の実証試験実施。 12.05:12・5事件。帝国軍の一部によるクーデター。 12.10:国連横浜基地に於いて、新概念OS・XM3のトライアルが実施されるトライアル中、捕獲されていたBETAが逃走し、多数の死傷者が出た。 12.24:国連軍第11方面軍司令部及び、帝国軍参謀本部より、『甲21号作戦』発令。 12.25:G弾による佐渡島消滅を以て、佐渡島ハイヴの破壊に成功。 12.29:佐渡島ハイヴの生き残りのBETAが横浜基地へ急襲。横浜基地は大損害を被る。 12.31:桜花作戦発動。 2002 01.01:あ号標的の破壊。 7月:東シベリア奪還。 2003 04.10:錬鉄作戦発動。鉄原ハイヴ(H20:甲20号目標)攻略作戦。 04.12:鉄原ハイヴ制圧。 8月:日本帝国、ソ連共同軍による、サハリン沿岸のBETA掃討作戦。 2004 欧州奪還作戦。